平和だった桃源郷のバランスが崩れつつある?!妖怪達が人間をおそい、殺し合いが始まりました。

 

何者かが「牛魔王蘇生実験」を始めたばかりに、世界が飲み込みこまれる・・危機感を感じ「三ん仏神」に選ばれるべく、選ばれた4人。

 

玄奘・悟空・沙悟浄・八戒たちが、次々とおそいかかる妖怪・怪物達を相手に傷つきながら、倒れながらボロボロになりながらも、必死に立ち上がり前進していく姿を描いた、峰倉かずや先生の力作のファンタジーアドベンチャー漫画です。

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今回は三蔵が、瀕死の重傷!!そこへ観世音菩薩が登場し天界と三蔵との意外な関係も少し明かされることになります。

そこに哪吒(なたく)も出てきます。

 

三蔵はなるべくしてなった?!幼い頃の三蔵の悲話もあります。

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目次

漫画「最遊記」ネタバレあらすじ!(1~3巻)

1巻からこんなに飛ばしていいのぐらい的な内容豊富な「最遊記第1~3巻までをご紹介します。

死にたきゃ死ね。俺は生きる。誰の為でもなく自分のために

 

そんな見方によっては、自己中心的発言をする彼らですが、根底には「節理・規則・生き様」が深く根付いており

そこから発するセリフには、強さがある、そんな彼らだからこそ惹かれ・憧れてしまうのでしょうね。

 

普段思っても言えない事を、代弁してくれている、そういう生き方がしたい!

さあここからが始まりです!!彼らの生き方をみせてもらう事としましょう。

経文を守るべく、闘う三蔵一行と命を狙う紅孩児(こうがいじ)一行!

幼名「江流(こうりゅう)」時代の幼き三蔵、生い立ちは?

揚子江から流されてきた赤ちゃんを、光明(こうみょう)は「江流(こうりゅう)」と名付け育てます。

仲間達からやっかみとひがみで「修羅(しゅら)羅刹(らせつ)」と恐れられます。

 

そこへ妖怪達があらわれ、光明(こうみょう)が所持する「開天経文」(かいてんきょうもん)が奪われ、江流(こうりゅう)をかばい光明(こうみょう)は殺されてるのでした。

 

死の直前に江流(こうりゅう)にあたえられた法名は玄奘(げんじょう)でした。

彼の額には最高僧の印の赤いチャクラがあらわれました。

 

斉天大聖(せいてんたいせい)孫悟空と三蔵の出会い

500年前に天界での李塔天(りとうてん)のたくらみにより五行山(ごぎょうさん)で幽閉(ゆうへい)の身になった孫悟空です。

 

誰かに呼ばれる様に三蔵は、牢の中に悟空をみつけます。

 

三蔵は牢をあけて悟空を自分の旅の用心棒・下僕にします。もちろん500年も前のことはふたりともまったく覚えていません。

 

八戒・沙悟浄の悲しい過去とは?

沙悟浄は、人間と妖怪の間に生まれたハーフとして育てられました。

その為に紅い髪と紅い瞳をし仲間の妖怪からも、母からもうとまれ嫌われる苦い経験がありました。

 

ある日、正気をうしなった母は沙悟浄を殺そうとします。

我慢できずに、沙悟浄の兄(慈燕・じえん)は母を殺すのです。

そして、沙悟浄の前から消しました。

 

沙悟浄は兄を探す目的で今回の旅に期待を寄せるのでした。

八戒は、実の姉と愛し合いつつましながらも生活をしていました。

八戒が留守の間、妖怪に襲われ姉は「妖怪の子を身ごもっている」と八戒に告げると八戒の前で自殺します。

我を忘れた八戒は妖怪達を殺しまくり、その返り血を浴びて自ら妖怪になってしまうのです。

 

いわく付きの4人ですが、制御装置のおかげで妖怪でも暴走せず、西域へと向かいます。

「経文」には世界を変える大きな力があり、妖怪達の間では「最高僧の肉を喰らうと不老不死になれる」と噂もあり、三蔵達は妖怪達の間では「指名手配犯」的な重要人物になってます。

 

「紅孩児」一行は、その経文と三蔵達の命を狙います。

紅孩児にはどうしても「三蔵を殺さなければならない」理由があるのです。

 

紅孩児牛魔王の息子として。

牛魔王の愛人「玉面公主(ぎょくめんこうしゅ)」に母を石にされ「人質」として捕らわれているのです。

紅孩児は玉面公主(ぎょくめんこうしゅ)のいいなりでしかないのです。

 

「牛魔王の息子」肩書きでしかない今の紅孩児でした。

本心は「無駄な死をだしたくない」と思っています。そんな、はざまで苦しむ彼を見守り・支えているのが部下の、独角兕(どくがくじ)と八百鼡(やおね)でした。

紅孩児自ら出陣をしようとしますが八百鼡(やおね)は自ら三蔵一行を「倒す」と三蔵達のいる酒場に向かうのでした。

 

最遊記ネタバレ!ついに「紅孩児」あらわれる!

八百鼡(やおね)は三蔵一行を「狂暴・野蛮・慈悲さえない、非道な人間達だ」と信じ切っていました。

ところが酒場でからまれた八百鼡(やおね)を助ける為に、三蔵一行は酔っ払いと飲み比べの勝負にでたりと、思わぬ展開にとまどう八百鼡(やおね)でしたが、迷いを振り切り八戒(はっかい)と一対一の勝負にでます。

 

ところが八戒に次々と仕掛けを破られ、情けをかけられるはで、八百鼡(やおね)は情けなく、紅孩児」にあわす顏がないと自害しようとします。

そこへ止めにきたのが、紅孩児本人でした。

 

「命を無駄にするな」と八百鼡(やおね)を連れて消える紅孩児。

そんな姿を目のあたりにした、彼らは紅孩児の「本当の姿」を垣間見たのでした。

そして妖怪達をあやつる本当に倒すべき存在がいる事を察します。

 

最遊記ネタバレ!三蔵10年前の忌まわしき過去と恐ろしいまでの斉天大聖の本当の姿!!

ある村で三蔵達は「妖怪退治の札使いの僧侶」の話を聞きました。

真実を確かめるべく三蔵一行は調べにいきます。

 

そこで見たものは、三蔵の旧友(きゅうゆう)「朱渶」(しゅうえい)の変わり果てた姿でした。

心臓に根っこを張る様に一枚の札がありました。

けわしい顏つきで、僧侶の姿はしていても、見た目はまるで妖怪です。

 

10年前、三蔵は師匠の死・幼き頃を思い出します。

光明(こうみょう)の愛弟子だと、仲間からは恐れられ、孤独だった自分を気にかけてくれたのが「師範代の朱渶(しゅうえい)」でした。光明(こうみょう)三蔵が殺され「開天経文」(かいてんきょうもん)が奪われた日、かばってくれたのは「朱渶(しゅうえい)」でした。

 

その後、再び妖怪達が山を襲いにきた事を三蔵はしりません。

 

そして自分から妖怪達を殺す為に「禁じ手」の呪を使い「朱渶(しゅうえい)」ではなく「妖怪喰らいの六道(ろくどう)」になったと、朱渶(しゅえい)から聞かされた三蔵でした。

変わり果てた朱渶(しゅうえい)に三蔵は銃を向け、撃とうとします。

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悟空は三蔵を止めにはいり、朱渶(しゅうえい)は間違って三蔵を刺してしまいます。

 

「斉天大聖」あらわる!観世音菩薩と三蔵の関係!!

その瞬間、悟空のひたいの金鈷(きんこ)が、壊れました!

「斉天大聖」(せいてんたいせい)になり、もう悟空ではありません。

「朱渶(しゅうえい)」は「斉天大聖」(せいてんたいせい)に深手を負わされ、三蔵を傷つけた恐ろしさ・罪の深さに耐え切れずにその場から逃るように立ち去ります。

 

破壊し続ける悟空は、2人の言葉も全く通じません。

今の悟空は全てを壊し・殺す妖怪となんら変わりませんでした。

 

そこへ姿をあらわしたのは「観世音菩薩」(かんぜおんぼさつ)です。

悟空のひたいの金鈷(きんこ)をかけ直します。

「無様だな。金蝉(こんぜん)いや三蔵・・悔しかったら生きてみろ」

~3巻引用文~

と三蔵の傷もいやし、観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)はこつぜんと姿を消しました。

宿屋に戻り悟空が我にかえり落ち込む姿を、三蔵は目にしました。沙悟浄と八戒も心配するなか三蔵は朱渶(しゅうえい)との決着をつけに一人向かうのでした。

 

三蔵、友達を殺すのか?!

朱渶(しゅうえい)は完全に、我を忘れたわけではありませんでした。

自分の弱さにきずき、罪の重さに耐えかねて三蔵が握った銃口を自分のひたいにあてたのです。

三蔵はトリガーをひきました。

そして、懐かしの友「師範代の朱渶」(しはんだいのしゅうえい)は死にました。

 

三蔵は、10年前の光明三蔵(こうみょうさんぞう)の言葉を思い出しました。

 

本当の自由は帰る場所があることかも、しれませんね

~3巻中引用文章~

顏をあげて見ると、そこには何も聞かずただ笑顔で待っていてくれる、三人がいました。

 

そんな4人を天界で見守る観世音菩薩。

”何度、生まれ変わっても500年まえからお前たちは変わらないな”

~3巻引用文章~

と哪吒(なたく)に語りかけます。

哪吒(なたく)は心を亡くした人形、ただ座ってくうを見つめていました。

 

 

謎の怪物出現! 沙悟浄、兄との再会!

にぎやかで活気づく町に着いた三蔵一行達。悟空は嬉しくってはしゃぎ回ります。

そこへ突然、三蔵達に声をかけてきた人間がいました。「占い師」です。

”占ってあげましょう。死相がでている!特に貴方”

~3巻文章引用~

 

と八戒を指さします。

「罪深い人ですね。あなたは!!」八戒に因縁を付けられて、悟空は怒り出します。

 

一方、紅孩児は三蔵達と出会った日から、迷っていました。

「玉面公主(ぎょくめんこうしゅ)のいいなりとは。だが母が人質にされている以上、闘わなければいけないのか」自問自答を繰り返します。

 

そんな兄の姿を見た幼い妹、李厘(りりん)は、三蔵の元へと勝手に向かってしまいます。

消えた李厘(りりん)の後を急ぎ追う紅孩児一行です!!

 

突然!人混みの多い町中にあらわれた巨大な怪物(式神)が現れました。

三蔵達は戦闘態勢に・・その怪物(式神)を勢いよくけり倒した少女が、三蔵達の前にあらわれました。

 

三蔵達に向かって”お兄ちゃんの為に、みんな殺してあげる!!”

~3巻引用文~

紅孩児の妹、李凛(りりん)でした。

三蔵達を驚かせるやら、手をやかせるやら。

そこへ紅孩児一行が現れます。

「どういう教育してんだ!」「女悟空です」と紅孩児に対し不満ブーイングの嵐です。

 

闘いの火ぶたが切って落とされた ~4人対4人~

  • 紅孩児VS悟空
  • 三蔵VS李厘(りりん)
  • 八戒VS八百鼡(やおね)
  • 沙悟浄VS独角兕(どくがくじ)

 

・・独角兕(どくがくじ)は、沙悟浄が探していた兄だったのです!

遠慮はしないし、いらないバトルの始まりです!!

 

闘いの最中、邪魔が入ります。

さっきの怪物(式神)です!三蔵一行と紅孩児一行は共に向かう相手を変え、一緒に倒す事になります。

悟空がおさえ、紅孩児が妖術で倒しました。

 

今度闘う時はお互いに遠慮はしないと、紅孩児は悟空に言いました。

沙悟浄と独角兕(どくがくじ)=兄対弟。三蔵一行と紅孩児一行は笑顔で永遠のライバルである事を互いに誓います。

 

「誰が差し向けた式神なのか?さっきの占い師の言う意味は?」

八戒は、先の「占い師」の事を想い出しました。と・・4巻へと続きます・・

 

 

「最遊記」の感想

連載20周年をむかえ、最終章「BLAST」~TV放映中~まで読んでこの「最遊記」シリーズは単なる「アクション」漫画ではなく、彼ら達を通じて、読者まで考えさせられるところに他のマンガとの違いがあります。

 

  • 「人間って勝手な生き物なのか」
  • 「妖怪は絶対に存在してはいけないものなのか」
  • 「命の重さに違いはあるのか」

 

少しシリアスになりそうな部分も、峰倉先生の笑いで上手くもっていかれてしまいます。

 

また作中にでてくるキャラクターが「イケメン」ばかり。

女性は色っぽい。

先生は女性ですが、男性の筋肉の動き方など細かく表現してます。峰倉流でしょう。

1巻から3巻でここまで読者を引っぱってしまうこの「最遊記」のおもしろさ。

一見、自己中心的に見える彼らの真の強さの魅力は「人間だからこそ、妖怪だからこそ自由に生きたい」「負けたら、何度だって勝ちにいけばいいじゃん」絶対に諦めない信念の強さにあると思います。

 

何故改めて、峰倉先生初の連載「最遊記」をここでとりあげたか?

それは今TV放映中、最終章「BLAST」を掘り下げて彼らの「根本にあるもの」を流される事なく見て欲しいと思ったからです。

ぶっとく誰も倒せない大きな信念です。

 

少しだけ・・ファン情報です。

峰倉先生が好きな方~ブログで「最遊記」LINEスタンプもありますので、好きなキャラをジャンジャン友達に送って楽しんでみてください。

お楽しみ頂けたたら、幸いです。ここまでお付き合いありがとうございました。

 

読者の一部レビュー

 

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