「黎明卿」の力恐ろしさの一片を見たリコ・レグ。その残忍さと冷酷さを思い出したナナチ。

リコとナナチはへたれ込んでしまうし、泣き叫ぶ始末です。

レグは片腕をもぎ取られるし、これからどうしたら「黎明卿」に勝てるのか、レグは途方にくれるばかりです。

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身体を潰したのにも関わらず、仮面を挿げ替えて「前線基地」へ帰っていった「黎明卿」。

「前線基地」に、残してしたプルシュカの行く末は?つくしあきひと先生の描くファンタジーアドベンチャー漫画「メイドインアビス」第5巻です。

 

ポイント
ここ「前線基地」で行なわれている「人体実験」の真相がはっきり解ります。

そして

「黎明卿」の謎も解ります。

しかしそれは「おぞましい実験」の結果だったのです。

それではリコ・ナナチ・レグの「黎明卿」との戦いを覗いていきましょう。

<メイドインアビスコミックス4巻の記事はコチラ>

6巻の記事はコチラ

 

目次

「メイドインアビス」5巻ネタバレとあらすじと感想

仮面だけ、継げ変えた黎明卿の恐ろしさにリコ・レグ・ナナチ挑む!

 

 

黎明卿の謎

作戦

リコは一人「前線基地」に残されたプルシュカが心配です。

しかしあの「黎明卿」の仮面の謎を解かない限り、「第六層」へはいけません。

 

みんなの夢をここで終わらせる訳にはいきません。ナナチも死んでいったミーティに合わす顏がないと三人で謎解き=作戦を立て直します。

 

リコは「遺物目録」を丸暗記してます。

ナナチはレグが潰した「黎明卿」の遺体を見聞し、「頭はつぶれているから、仮面だけ持っていった」といいます。

 

リコは「精神奴属機(ゾアホリック)」ではないか?!と検討をつけます。再チャレンジです!!

専攻はレグ。「前線基地」の電源を落とします。

その間リコとナナチは内部に忍び込みました。

 

ナナチが「黎明卿」に命じられてやっていた作業とは?

暗闇の中、プルシュカのペット「メイニャ」が出てきてリコとナナチを誘います。

 

「加工所」でした。

『ヒトのな。選ばれるのは貧民窟の子供や口減らしの子供たち、頭の中身とそっから続く背骨の途中まで、後は数日間の消費期限を生きられる分のはらわた。

 

それだけ残して、他を全部生きたままそぎ落としていくんだ。「重さ」になる手足、余計な内臓、肉や骨・・目や耳を含めた顏の前面から下あご・・呪いの妨げになる感覚器官を切除する。

 

徹底的に小さくなったものをふたたび肉と皮で包んで、骨の変わりに、この箱に詰めるんだ。これが「黎明卿」のいう「カートリッジ」と呼ぶものの正体だ。

 

オイラ・・ヤツが怖くってよ・・恐怖に負けてこいつを作るの手伝ってたんだ』

 

 

「白笛」と「前線基地」の繫がりとは?

黎明卿がナナチとリコを発見します。

「命を響く石(ユアワーズ)」の原料を作る為にここに来たのでは?」

リコは「確か・・白笛ってそれで作るって・・」黎明卿は言いました。

「白笛=原料は人ですよ。供物は誰でもいいわけではありません。使用者に全てを捧げる確固たる意思がなければ、命の紋が適合しないのです。」

「黎明卿」の白笛=自分の腕でした。

 

予備電源を全て全身に帯びたレグは、別人のように!

レグが飛び込んできました。まるで「別人」のようです。

リコはメイニャに誘われて、次の行動にでます。

 

メイニャの飛び込んだ部屋でリコは「精神奴属機(ゾアホリック)」を見つけます。それとレグの「もぎ取られた腕」も見つけたのです。

我を失ったレグは「火葬砲」を撃とうとします!

 

ナナチは身をもってレグの動きを止めようとします「てめえの宝物!忘れちまったのかよ!」ナナチはレグの上に全体重をかけて、抑えこみます。

 

「火葬砲」が発射されレグとナナチは飛ばされて、助かりました。

「ぼくの中に誰かがいる感覚があったんだ。僕は夢うつつに「覗き見」している感じだった」とナナチに話ます。

レグの中の「誰か」=ライザでした。

 

背後から「黎明卿」が襲ってきました!

レグは「黎明卿」と共に謎の穴に落ちていきます!!

・・・・・・

・・・

・・

 

 

 

「黎明の箱庭」に落ちたレグと卿!

「レグVS黎明卿」

深い穴に黎明卿と落ちたレグ。

そこには「異形の肉の塊」=ミーティと同じ物体が押し込まれる様に、うようよいました。

 

そうです!!ここは「黎明卿」の「人体実験の成れの果て」の場所でした。

レグは先程の「ライザの記憶」を垣間見て、身体の真の使い方が理解できる様になりました。

動きが今までと全く違います!!黎明卿とガチにやりあっています!

 

「この子達は、名前があるんです。シャッコ・イータン・スミコ。おやおや・・レシーマが終わってしまいましたね。心優しい傑作の一つでした、将来の夢はお姫様だったんですよ。可愛いですね」

レグは腕を身体に巻きつけばねのように急上昇です。

「箱庭」から戻ってきた「黎明卿」の姿は・・ナナチと良く似た「姿形」になっていました。

カートリッジが終わりに近づいていたのです。

「ターキリ・トーレイテア・ノペロ」

卿が捨てたカートリッジの一つに、メーニャが寄って「メーニャ・メェー・・」と鳴いています。

ナナチとレグは気づきました!「あの・・カートリッジは?!」プルシュカです。

 

愛娘の想いを・・あんな形にしていい理由などあってたまるか!!

 

カートリッジにされたプルシュカ!!

レグは泣きながら「黎明卿」を怒鳴りつけました!

リコは液体状態になってしまった「プルシュカ」の声が聞こえるのです。

「いたいよ・・いた・・い」リコは涙がでるのを、止める事ができませんでした。

そこから伝わってくる「映像」にリコは言葉を失っていました。

 

気になるワード
おちんちんのことを”パパ棒”って・・・ うんいいかも(笑)
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苦悶に満ちた「プルシュカの誕生」とは?

折手(黎明卿の使い人)の落とし子として生まれた「プルシュカ」。

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しかし「アビスの呪い」を受けすぎていて「異形の人型」として生を受けたのです。

 

「言葉も話せない・髪もない」別の折手は「こいつは、呪いが深すぎて・・潰した方が良いんじゃ・・」卿は
自分の子として育てると言います。

 

「君は”プルシュカ”です。夜明けの花といいます。一緒に夜明けをみましょう」と卿は育てます。

言葉も覚え6歳ぐらいになった時に、プルシュカは実験室に続く「あの階段」を見つけ「上昇負荷」も知らず登っていきます。

 

「人間性の喪失」です。

両手の爪が全部剥がれ、乳歯が全部砕け散っています。

 

筋肉が未熟だったおかげで脊髄はぐしゃっていませんが、全身血まみれです。

精神が戻ってこられるかどうか・・卿は出来る限りの手を尽くし、プルシュカは戻ってきました。

 

プルシュカの最期の願いとは?

そしてリコ達との出会い、「聞いた 聞いた 聞いた事がない景色。聞いた事のない生き物・ヒトたち・大切な仲間食べた事ない味・美味しさ・楽しい!!楽しい!!もっと・もっと一緒に・・」

 

黎明卿「赤の印が付いた部分は全て破棄してください」

「あたしの足・・あたしの・・なんだろう・・いた・い・パパの痛みが 気持ちが伝わってくる。一つだけお願いしてもいいかな。あたし・・あたしね・・リコ達と仲直りしてほしいんだ。けんかは駄目だよ・・だって一緒に冒険行くんだから・・」

それは、プルシュカの最期の願いだったのです。

 

 

黎明卿と最後の戦い!

力が付きかけているレグ・・・

すでに「火葬砲」を撃ったレグのタイムリミットは後10分あるかないかです。

 

黎明卿と戦うレグにはもう「火葬砲」を撃つ力は残ってません。

黎明卿に捕まったレグ。

「動きを止めさせて貰いますね」とレグのへその穴に長い爪を突っ込む黎明卿。

「弱点は人間と同じですね。解りやすくって助かりますね」グイグイ爪を突き立てます!

 

「うおーー!!お前は・・痛みも偽モノって・・いった・な。だったら動ける!」レグは足から「発射砲」を出し、黎明卿の態勢が崩れたとき・ナナチが「リコ!!今だーー!」と叫びます。

 

リコはレグの「もぎ取られた片腕」を取り戻し、脇にかかえ「火葬砲」を撃ちました!

「リコ達と仲良くしてね」・・リコはプルシュカの最期の声を聞きました。

 

へその穴から、出血するレグ!!ナナチはレグに駆け寄ります「おい!大丈夫かぁ!しっかりしろ」レグはナナチの身体をへその穴に重ねます。

火葬砲を撃った反動でしょう。

「少し休む・・」レグはそう言って気を失います。

 

 

黎明卿の冒険とは?

ナナチはボロボロになった黎明卿に「おまえの冒険もここで終わりだな」と告げました。

黎明卿は、虫の息でこう言いました「君達がここから進む事が、私の新たな憧れです。ナナチ・・顏をあげて。君たちの旅路に”溢れんばかりの呪いと、幸運を」・・

 

命を響く石

リコの「命を響く石」はプルシュカの意思だった!!

 

リコは、液状化したプルシュカの箱を胸に抱きながら嗚咽を漏らしてただ・・ただ泣いていました。

レグの姿をみたリコは「レグーーー!!」と言ってただ泣くばかりで言葉になりません。

 

リコが「プルシュカ・・箱縦だと苦しいの?」と横にしたとたん、リコの身体にまとわり付くように、プルシュカの液状の身体は流れだしました。

 

液の中から手のひら大の「塊」がぼっと!!と落ちました。

(プルシュカの心臓らしきものです、ナナチは気づきました)リコはそれを液の中から掬いだし「これ・・プルシュカなの。なんでか解る」とリコは言いました。

リコの「命を響く石」はプルシュカの強い意志でした。

 

黎明卿は・・

リコの計らいで「命」は助けられリコ・レグ・ナナチを「深界六層」への旅立ちを見送るのでした。

 

 

「メイドインアビス」5巻感想。

黎明卿との戦いは、ナナチの戦いでもあったのです。

(出典:AmazonKindleメイドインアビス

ミーティを「人ならざる者・死ねない物体」に変えたのは黎明卿だったからです。

リコとレグにあって、みんな変わっていきます。

 

やはりリコのポジティブな思考によるものが大きいでしょう。

どんなに「残忍でグロイシーン」でも、リコの前向きさがあってこそ救われる気がします。

レグもリコのおかげで救われている部分が大きいと思います。

「記憶を失くし、弱虫で、臆病なレグ」がリコの為なら、相手を殺すぐらいに強くなれるのです。

ミーティは可愛そうな気もします。

黎明卿を殺さずにいたリコ、姿は子供だけど、大人の思考を見せ、やはり主人公らしい部分を持っている所はよく出来ていると、感心してしまいます。

 

設定がいいです。

では「深界六層」リコ・レグ・ナナチ・プルシュカの冒険を楽しみに。

 

(画像出典:AmazonKindleメイドインアビス(記事:KERORIN)

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まんがライフWIN

全話は読めませんが一部なら無料で読めます。

  • #01 大穴の街オース
  • #02 樹住まいの化石群
  • #03 元仕置部屋、リコ私室
  • #04 ベルチェロ孤児院
  • #07 出発前夜
  • #08 いってきます!
  • #09 深界一層 アビスの淵
  • ハローアビス#42

 

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<4巻の記事はコチラ>

6巻の記事はコチラ

<1巻の記事はコチラ>

 

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