黎明卿との戦いを終え、ナナチの気持ちの踏ん切り(ミーティの事)も付き、三人はとうとう「深界六層」を目指します。
レグの腕も元通りです。
新しい仲間になったナナチはリコ、レグとの冒険が嬉しくってたまりません。
ミーティと「いこう!」と決めていた冒険が再び、現実になったのです。
つくしあきひと先生描くアドベンチャー・ワールド「メイドインアビス」さぁ~リコ、レグ、ナナチの三人の今度の冒険はどうなるのでしょうか?では覗いてみましょう!
目次
「メイドインアビス 深界六層」漫画6巻のネタバレと結末!感想とあらすじ
ラスト・ダイブ
「なきがらの滝」を抜けてきた三人の「ラスト・ダイブ」とは?
やっと「深界六層還らずの都」です。
ここまで来たリコ、レグ、ナナチ。特にリコの感動はひとしおです。
しかしオースにいる仲間達が懐かしく思い出されます。
ナナチに「ナット・・逆さづりになるとすぐ覗きにくるの。大きくなったら岩壁街に孤児院を作る。で、シギーは、頭はものすごくいいんだけど、実は1番のいたずら好きなの。キュイ・・前髪だけ伸びるんだよ・・みんな元気かなぁ~。」
とリコは地面に描きながらナナチに楽しそうに話します。
ナナチが「手紙送ってみろよ」と電報船(小さな気球みたいなもの)に、「リコ・ナナチ・レグ」三人の画を描きました。
舞い上がっていきます・・・が!!鳥に持っていかれて失敗に終わりました(苦笑)
プルシュカ「命を響く石」がなくなった!?
朝起きてみるとリコの首に下げていた「プルシュカ」がなくなっていました!
レグの腕のトラップを潜り抜け、盗まれました。
三人は慌てて探しに出かけます。
メイニャが何かを発見しました。数体もある小動物の死体です。
ナナチは気づきました。この何十体もある死体は全部、尻の穴が縫い付けてあるのです!!
レグは一体を掴み、尻の糸をほどきました。内臓・肉・脂が流れだし、その中にナナチとリコの髪の毛がありました。
「不気味すぎる・・」でもリコは「行こう」と前進あるのみです!!
行った先の「洞窟」には?!
洞窟の中は人間の耳・爪・あご・あばら骨で覆いつくされていました。
「成れの果て」で力つきた探窟家達の身体の一部であったのでしょう。
洞窟を抜けると「異形の者達」の市場、かなり盛っていました。
そこで「マジカジャ」という「成れの果ての者」に遭いました。
レグは「ナナチ・・こいつら”成れの果て”なのか」と聞きました。
ナナチも全て知っている訳ではないので「おそらく・・だが人間性を残しているが?!」
マジカジャは「実体は煙だから。この身体は”入れ物”身体が欲しかった。”入れ物”でなく」と言うのです。
これだけ盛んな街なのに、ヒトがいない・お金の単価も違う・・
(異形の者達の市場には)
- エンベリーツ・・身体に這わせる事が価値があるものとみなす。
- サバッサ ・・自分の身体に他人の管を通す事に価値を見出す者。
- ミスケソー ・・他人の身体を切り裂く事に価値を見出す者。
「成れの果て」とは多かれ少なかれ身体が「欲」の形になる場だとマジカジャは言います。
母(ライザ)の封書の一部を市場で見つける!!
市場で売られていたのは「探窟家」達の荷物でした。
リコはそこに母(ライザ)の封書の一部を見つけたのです!
「これ欲しいんですが」とマジカジャに言います。
「君なら何でも買えるよ。君自身が代価、目でも皮でも指でも・・ヒトの子は1番価値が高い。カジャなら、まるごと欲しい」
と恐ろしい事を言います。
リコは血の気が一瞬ひきましたが「ダメ!!売らない。だって”奈落の底”にいくんだもん!!」と言います。
ライザもここに来て、何かを得る為に封書の一部を売ったのでしょう。
ライザは「何を得た」のでしょうか。
恐ろしい代価の代償とは?
「ここで命を差し出し成れを果てると、ここからでられない、変わりに欲に応じた姿になり、守りを貰える」とガジャは言います。
リコ・レグ・ナナチは、この異常さにただ聞き入るしかなかったのです。
メイニャがリコから離れて「異形の商人達」の中に入ってしまいました。
リコは「ダメ!!持っていかないで。乱暴にしないで!!」と叫ぶのと同時に「商人」の一人がメイニャを「プジュ!!」と潰しました。
目玉が飛び出し、お尻から内臓がでています!
急いでナナチが、メイニャの治療をします。
目玉を押し込み、尻からでた内臓を押し込みます。
「しばらくは痛いぞ!」とナナチは言います。
ガジャは動揺しているリコに「その価値は?決められないくらい高い?」リコは涙ぐみながら「そうだよ!!」と怒っています!
その瞬間、地面が開き始めました!?
価値が釣り合うまで、精算は終わらない!!謎の言葉の意味は?
メイニャを潰した「異形の生き物」の穴という穴(口・鼻・耳・尻全て)真っ暗な穴の中から管が伸びてきて「ブッス!!ブッス!!」と挿されていきます!!
ナナチは「黎明卿」の実験を見ている様で、目を反らしました。
ガシャは「価値が釣り合うまで、この精算は終わらない!!」と言うのです。
「ファプタ・成れの果ての姫」とは?
地下からでた管は「異形の成れの果て」に巻き付き、腕を引きちぎり、皮を剥がれ、バラバラになった身体の一部を他の「異形の成れの果て」の連中が奪いあっています。
・・とてもナナチには、耐えられない光景でした。
ガシャが、残った肉片を手で揉みながら、コインの様なものができました。
「君の価値になったよ」とリコに渡します。
どうもそれが「成れの果て」のコインの様です。
仕方なくリコはそれを受け取り「宿」に泊まる事にしました。
ナナチが聞いた「成れの果て」の姫の全容とは?
朝が来ました。リコは昨夜食べた食事にあたったらしく腹を壊しました。
・・マジカジャがまたやってきました。リコは?「腹を下したらしい」とナナチは言います。
マジマジとカジャはナナチを見て「お前の価値は何?」と聞きます。
「ミーティかな?あとは・いいや」とカジャに言います。
「お前・・似てるな。三卿のぺラフが使ってるの・仮面の男が置いていった”暖かな呪いのかたまり”ね」・・ミーティは生きているのでしょうか。
ミーティなのでしょうか。
成れの果ての姫・ファプタとレグとの遭遇!?
リコの腹下しを抜いて・・三人は先に進みます。
滝の様な場所にでて、レグが偵察に行く事になりました。
レグは突然、ナナチによく似た少女に出会います。その子をレグは「この子・・どこかで会っている?!」と失った記憶の底に眠った幻想でしょうか。
その少女は突然レグを抑え込みます!レグは身動き一つできません。
抑え込まれレグはナナチが装着し直してくれた「腕」をもぎ取られ、接続部分の生の骨を
長い爪で引っ掻きます。「うおぉーーー!!」レグは悲鳴をあげます。
またその少女はレグのへその中に長い爪をグイグイ突っ込みます。
「お前、ヒトの子か?果ての子か?どっち?1番高い価値を残す」とレグの身体中をグイグイ探っています。
「お前、ヒトの子と同じ時間を過ごすつもりか?!」と聞かれます。
「あいつら、死んでもお前、そのまま。どうするつもりだ?」とレグに言い続けます。
レグなんとか、拘束から逃げられました。
「ファプタ・・決して滅びない・価値の化身・・でも美しかった・・」レグは大きな不安に、包まれていました。
「記憶を取り戻しても、僕は・僕のままでいられるだろうか?」・・不安でした。
オースでの異変?!キュイの熱病。
その頃、オースの街では「異変」が起きていました。
昔から言われていた言い伝えをなぞる様に、誕生日を迎えると「死ぬ」という奇病が、現実になっていました。
キュイの熱が一向に下がりません。
リーダーもナット・シギーも心配です。
ナット・シギーは「ハブさんのお店」に来ておばさんに、その事を話していました。
側にいた女性が「診せて頂いてかまいませんか?」とナット・シギーに言います。
孤児院にその女性はナット・シギーと行きます。
キュイを診て「キャラバンの診察室へ運びましょう。あそこなら効く薬があるかもしれません」と言われ、リーダーはキュイを「キャラバン診療所」に運びました。
運んだとたんにキュイの熱は平熱になりました。
リーダーは「何かがここで起きている・・」と感づいていました。
リーダー「シカー・キャンプ」のオーゼンに会いに行く!
オースで起きている奇病について、リーダーはオーゼンに話ました。
リーダーは「マルルクか?」とマルルクの姿を見て驚きます。
(どうもマルルクは男性だったようです)
オーゼンは「それにしても、あの少年、しゃべりかたも体つきも”ライザ”に似てきたね」とリーダーに言います。
「記憶を失う前のレグはライザさんと一緒にいたのでしょうね」と、リーダーは言います。
オーゼンはある場所へリーダーを誘います。
二人はどこにいくのでしょう。そして何をするのでしょうか?
レグが見た「オースで起きている異変」とは?
なんとか「奈落の姫」から解放されたレグは、オースと「深界」を繋ぐ天井を見上げました。
トコシエコウの花びらがやけに舞い落ちてきます。
レグの足元は、トコシエコウの花びらで埋まっています、それと一緒に名札の様なものが、落ちていました。
- 「シュルミは奈落へ還り巡る」
- 「ナツヒ奈落へ還り巡る」
- 「スズリオ奈落へ還り巡る」
・・・・・
・・何十枚もあります。
レグは「何かが起こっている?!」と異変にきづくのです。
オーゼンとリーダーは何をしに、どこに行ったのでしょうか?
そして「アビスの中」で何が起きているのでしょう。
「奈落の姫」とは?ミーティなのでしょうか?ますます内容濃くなる・・第6巻でした。
「メイドインアビス」コミック第6巻感想。
どうも記憶を失くす前レグはライザと共に冒険をしていた様です。
オーゼンが語っています。ここで再び「マルルク」の姿が見られるとは予想だにしませんでした(喜)
~ここで深読み~
1、もしかしたら「レグ」はライザではないかという疑問です。
始めてリコとレグとの出会いの時にリコは「ネックレス」を拾いました。あれは「ライザ」のものではないでしょうか。
2、「黎明卿」は思ったより、酷いヤツではないのかもしれませんという疑問です。
もし「奈落の姫」がミーティだったなら、それ程「悪人」ではない様に思えるのです。
3、オーゼンはライザの行方を知っているのではないかという疑問です。
まだ何も語らないオーゼンですが、ライザの全容を全て知っているのではないかと思えるのです。
だから、リコとレグを訓練し「奈落の底」に行かせたのではないでしょうか。
色々と「深読み」をしましたが、どこまで当たっているか、まったくはずれているか楽しみです。
では・・またリコ・ナナチ・レグの応援をしつつ・・7巻を待ちたいと思います。
(記事:kerorin)
(全ての画像、出典:Amazon Kindleメイドインアビス6巻より)
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全話は読めませんが一部なら無料で読めます。
- #01 大穴の街オース
- #02 樹住まいの化石群
- #03 元仕置部屋、リコ私室
- #04 ベルチェロ孤児院
- #07 出発前夜
- #08 いってきます!
- #09 深界一層 アビスの淵
- ハローアビス#42
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