謎の異次元に飛ばされた島津豊久・織田信長・那須与一達・・彼らは「漂流者=ドリフターズ」と呼ばれ、対抗する黒王軍団=「廃棄者=エンズ」との決戦の時を迎えました!
平野耕太先生の様々な偉人達が真向うから、ぶつかり合う「ドリフターズ・第6巻」です!
目次
コミック ドリフターズ第6巻ネタバレ・感想とあらすじ~関ケ原再び?!その時、島津豊久は!?~
北城を制覇し、異次元の全てを手中に納めようとする「黒王軍団」それを迎え撃つ為に信長・与一が選んだ「決戦の場」は?!
「マモン間原」・・ここの地はかつて島津豊久が、命を駈けた「関ケ原」だったのです!
そして、黒王軍団の仲間入りした新たな偉人=明智光秀VS織田信長との戦いと目を離せない最新巻です!
1、「滅せぬ者のあるべきや」光秀VS信長
迫りくる「黒王軍団」に、第六天魔王:信長は「マモン平原」と決めるのですが、豊久は「この地形は・・」そうです!豊久が生死を駈けた「関ケ原」と瓜二つ!
背後を任された北城の公士=関ケ原で裏切りを見せた「小早川」が陣を張った場所。
豊久は、知っていてそれをあえて、口にしなかったのです。
「再び・・俺(おい)にあれをせよ!という事か・・」と覚悟を決めていたのです。
コブリン・ドラゴン・巨人・・それにラスプーチン・ジャンヌ・ダルク、アナスタシア、新たに「廃棄物」に加わったのが、あの!明智光秀でした。
「関ケ原」の地形で「長篠」の陣営を敷いた信長でしたが、あまりにも定跡を踏んでくる「黒王軍」・・疑いを持ち望遠鏡で覗くと、そこに意外な人物を発見。
そうです!あの「明智光秀」だったのです!
「殿、貴方の息子:信忠は端女の様に泣きながら死んだぞ」
この一言で信長は、怒り心頭!空気を読まない=薩摩男児・豊久はなんと!信長を蹴り飛ばします。
これこそ「ドリフターズ」の神髄(笑)。
正気に戻った信長は、なんとしても「きんかん頭=光秀」をぶっ潰す!と無理に笑い顏をつくるのでした。
光秀を罵倒➡おし黙り➡ブン殴って➡笑いだし➡ぶっコロス宣言(笑)。
- 解る人=与一。
- 解らないが解ろうとする=清明。
- 慣れた=エルフ達。
- 解りたくない=ドワーフ。
偉人達をここまでいじってくれる平野先生ならではの(笑)コミックです!
そして戦場は大きく、歴史をなぞる様に刻々と変化していくのです。
2、マッチョドラゴン
黒王の第一陣は巨人VSドワーフ達と豊久。火薬で対抗します。
空からは「ドラゴン」那須与一お得意の「3本継矢」でドラゴンの眼を射り「10月機関」からは、阿倍清明が「呪符」でドラゴンを押さえこみました。
そのドラゴンの背に「ドカン!」と座った豊久「この竜もろた!お前も乗れ!」と清明は、無理やり(笑)に、付き合わされるはめに!?ドラゴンの背に乗り、迫りくる「竜」の首をブッタ斬る豊久。
巻き添えをくった清明に・・信長・与一・一同同情。
「お気の毒でした・・(チーン)」
その頃、漂流者軍の背後の守り=北城の公士達は・・ラスプーチンに操られ「漂流者(ドリフターズ)」軍から、黒王軍に寝返ったのです!?それを以前から知っていた豊久。
「信(のぶ)、ぬしゃ何一つ、しくじってなんぞおらんど!所詮は寄合所帯じゃ。皆が皆、己の頭で何か考えちう・・それが合戦!終わり(しまい)の終わりぞ」
豊久には解っていたのです!「裏切り」のある事を!そして自分の宿命も!
3、REASON
漂流物(ドリフターズ)の背後から、公士軍が押し寄せてきました!
そして「氷の城壁」=アナスタシア。
「しまずぅーー!」と叫びながら周囲を炎で突き進んできたジャンヌ。
「黒王軍」総攻撃です!黒王が登場し、傷ついた「巨人や竜」を復活させ、まさに、豊久率いる「漂流者」軍は、絶対絶命のピンチに立たされたのです!
公士軍は「種子島(銃)約100丁!」どうする?信長!そして豊久の下した決断は・・
「こん戦さば、負けじゃあ。全軍、廃城へ退け!ただただひたすらに・・しんがりは、島津中務少輔豊久!おいが、殿(しんがり)ば務めもっそ。運命(さだめ)がおいに、もう一度”あれ”をやれと言うておる」
その言葉を聞いた信長・与一。
戦況は悪化の一途、もしくは「全滅」間違いない状況化、後ろ髪惹かれる想いで「退却!」と命じるのです!
しかし「黒王軍」の中、唯一動かない隊がありました、それは新選組:土方歳三。
「自分が廃棄物(エンズ)として、黒王軍にいる違和感」を、感じ始めていました。
豊久と始めて戦った時「武士(さぶらい)」と言われ、心震える程の爽快感だったのです。
4、命、捨てがまるのは今ぞ!
「豊久!死ぬな!」「豊久!」・・
豊久は異次元でも「捨てがまり」の覚悟で臨んでいたのです!
銃を持ったドワーフ達と、黒王軍の真っただ中をただ突き進む。「総大将」の豊久の首を狙う為に、兵隊達にとっては、信長・与一達の動向など関係なくなる=逃げられるという事なのです。
ドワーフ達と豊久は、信長・与一達に向かい「達者でのぉーー!」笑顔で手を大きく振り、別れを告げました。
1列・2列と次々と、突破し、ドワーフ達が次々と倒されていく中「坊先にいっとるぞ!」「応!待っとれ!すぐに逝く!」
笑って答える豊久です。
中央まで来た時にはすでにドワーフ一人・そして豊久=2名になっていました。
ドワーフも足をやられ、すでに歩けません。
「もう~立ち上がれんわ。悪くない気分だ」
「そうじゃなあ。しまいじゃなあー」
笑顔で答えた豊久が、倒れました。
そして目の前には「宿敵」土方歳三が、立っています。
さて土方は・・血だらけで、刀さえ失った豊久を、斬れるのでしょうか?
その瞬間「漂流者」である日本軍隊「菅原直」がゼロ戦で、飛んできました。土方は?菅原直の逆転劇はあるのでしょうか?
ドリフターズの感想
盛り上がってきました!コミック「ドリフターズ・6巻」。
今回は特典付き(DVD付き)と通常のコミックのみと、発売されました。
皆様はどちらを購入されたでしょうか。
特典付きと、重版を続ける「ドリフターズ」何故ここまで魅了されるのでしょう。
それはまだ描かれていない謎の部分と、豊久の「男気の良さ」だと思います。
- 廃棄物のボス「Easy」と漂流者のボス「紫」の目的
- 偉人達を徹底的に、崩してオモシロおかしく描かれている。
- 黒王の正体
- 豊久の薩摩劇場と武士の潔さ
今回の6巻には登場してませんが、サンジェルミ伯や山口多門・源義経・・まだまだ魅力あるキャラ達が多くいる事です。
平野先生の手にかかると「偉人達」も、お笑いコンビ・トリオになってしまうのです(笑)。
血みどろの豊久の前で土方は?
特攻「菅野直」の登場に戦況が変わるのか?早く、続きを読みたい衝動にかられる「ドリフターズ」・・次はどんな偉人が登場するかとっても楽しみです!
(出典:Amazon)
(記事:kerorin)