今結婚しない人達がどんどん増えているそうです、このままで行くと2035年までには生涯未婚率が
- 男性は29%(約3人に1人)
- 女性は19%(約5人に1人)
ということに・・・・・なるそうです。
なぜ、多くの人は婚期を逃してしまうのか?
どうすればベストパートナーを手に入れる事が出来るのか?
今回は、オイコノミヤで婚期を経済学の視点からやってたので備忘録として残しました。
今、ちょっと焦ってる方は必見ですよ!!
目次
婚期を逃す人の特長を経済学でわかりやすく解明!
ではいきなりですが質問です、あなたはなぜ結婚しないのですか?
又吉さんは、「独身のうちにまだやりたい事があるから」と言っていました。
そしてゲストには元サッカー日本代表の武田(49歳)さんが。
その武田さんは若い頃は収入が不安定だったからと言ってました。
今は、貯金もあるしすぐにでも結婚したいと言うことですが・・・。
では、街角でインタビューした人達の「結婚しない・出来ない」理由は?
- 色々と拘束され、お金や時間を自由に使えない。
- 将来の事を考えると貯金が足りていない。
- お金が無い
- (女性)今の仕事をもう少し続けたい
- 相手がいない(理想の相手がいない)
- (女性)自分の時間がなくなる。
- 忙しくて結婚どころじゃない。
- 独身の方が楽しい。
という理由が返ってきました。
とくに1,5,8ですがこれは「結婚生活よりも、今の生活の方がいい」と思い込んでいるわけです。
この状態の事を経済学ではプロジェクション・バイアスと言います。
「プロジェクション・バイアス」とは?
今現在の状況を過度に未来に投影してしまい、正しく予測することが出来ないという心の偏りのことをいいます。
どういうことか?
分かりやすく例を・・・
例
A:お腹いっぱいの時に晩ご飯の食材を買いに行ったとする
⇒「今夜は少なめでいいか」となり買い物を控える。
B:お腹が空いてる時に買い物へ行くと
⇒「今夜はたっぷり食べよう」となり多めに買い物します。
しかし、実際夜になってしまうと買い物をする前に空腹か満腹だったかは関係ありません。
食事が足りなくなったり、余ったりすることになります。
これがプロジェクション・バイアスです。
今モテてるから、この先もずっとモテるだろうと思うのもプロジェクション・バイアスです(笑)
この事から、今の独身生活が楽しいからと言って将来もずっと楽しいとは言い切れない。
ということです。
さて、
経済学では「出会いが多ければ多いほど、結婚が遅れる可能性が高くなる!」と言われています。
一見逆のような気もしますが、なぜこの様な事になるのか分かりすく実験をしてみました。
【カレーライス実験】
(出典:http://amstelveen.doorblog.jp/archives/1893780.html)
10種類のカレーを又吉さんと武田さんに中身が分からないようフタをした状態で1つずつ出していきます。
※(あくまでも結婚相手を探すための想定の実験です)
『ルール1』
選択したカレーしか一生食べられない。
『ルール2』
いっぺんに10種類は食べられない、一つずつ出てきたカレーを食べてその直後にのみ選択できる。
やっぱりさっきのが良かったと遡って選択する事は出来ない。
実験開始!
1番目:バターチキンカレー(二人ともめちゃくちゃ美味しいと評価)
ではあなたは一生このカレーだけを食べる事を誓いますか?
又吉さんは「誓いません」、武田さんもコレじゃないですと言って「誓いません」とお二人とも次のカレーへ・・・。
2番目:グリーンカレー
もっといいのがあるかもしれないと二人ともパス。
まだまだもっといいのがあるに違いないと以後ずっとパスし続けます・・・。
3番目:サクランボ入りピンク色のカレー
いやいやこれじゃないでしょ、二人ともNG・・・
4番目:ビーフカレー
ビーフカレーはさすがに二人とも美味しいと絶賛しましたが、当たり前すぎたのでしょうかパスしました。
5番目:納豆カレー
定番のビーフカレーから一気におかしな方向へ・・・二人とも速攻でパス(笑)
6番目:マリンブルー・カレー
もはや色物かよと・・・・、これじゃないでしょと躊躇無くパス!
7番目:ほうれん草とチーズのカレー
まぁ、不味くはないけれど・・・ コレを一生食べ続けるとなると・・・
パス・・・・。きっといいのが来る!と信じているようです。
8番目:豆のカレー
又吉さんこの時点で、「4番にしとけば良かった~」・・・と後悔気味に言ってました(笑)
9番目:レモンクリームチキンカレー
ルール上次で決めなくてはならなくなります。つまりもう選択肢はないということです。
二人はこの時点で、取り返しがつかない所まで来てしまっていたことに気が付きます。
10番目:イカスミカレー
二人とも黒いカレーを一口食べ・・・クビを斜めに捻りました(笑)
二人ともズルズルと意思決定を先延ばしにした結果、10番目まで行ってしまいあまり好みでは無いカレーを選択するしかなくなりました・・・。
どうですか?今までの自分とあてはまる部分はなかったですか?
つまりこの実験は、意思決定がちゃんと出来るかどうかを知るためのものだったんです。
では、どうすれば上手な選択をすることが出来るのか?安心してください!
経済学ではすでに一番効率の良い選択方法が提唱されています。
では見ていきましょう。
留保水準
もしこれが最初から3種類しかないとしたら・・・?どうだったでしょう・・・。
明らかに選択肢が少ない方が意思決定はしやすくなります。
逆にチャンスがあればあるほど、もっといいものと出会えるかも知れないと、期待が大きくなり先延ばしがちになります。
数が多いほど『妥協せずに探し続ける事が出来るが』⇒『相手に求める基準も高くなる』
これを経済学では「留保水準」といいます。
取引の際に「この値段だったら売らない」「このぐらいの品質だったら買わない」というように取引をとどめる水準の事で簡単に言えば「OKライン」ということです。
こういう時の正しい意思決定の方法が実はあります。
『3.7人目までは見送る!』という法則
どうすればこれから出会う候補の中から、ベストパートナーを選ぶ事が出来るのか?
例えば秘書を一人雇いたいと思っている雇用主がいるとします。
候補者は全部で10人ですが、一人一人の事はよく分かっていません。
もし1人目で決定した場合、その1人目が最も優秀な確立は10%です。
次に1人目は必ず見送り、2人目以降良さげな人が現れた時点で即採用。
これは28%で優秀な人材を雇えるという確立になります。
と言ったように計算していくと、何人を見送れば最適な人を選べるか?という数字が分かります。
そして計算した結果、ベストな見送る人数は「3.7人目」となりました。
3.7人目までは見送り、それ以降にさらにいい人が見つかった時点で即決します。
これが100人の場合なら、37人目までは自動的にパスします。
さて、実際の人生では自分が何人の人と出会えるかは分かりません。
ここで又吉さんの場合今までに出会った女性が3~4人、
又吉さんの年齢からしたら、すでに全体の3割くらいは付き合ってきたわけですから、次に出会う素敵だなと思った女性がいたら即決がいいという事です。
又吉さんは実は2012年のオイコノミヤ放送収録では、35歳(当時32歳)までには結婚したいと言ってました。
が・・・それから5年が過ぎてしまいました・・・現在37歳です(^_^;
まとめ
いかがでしたか?
今回のオイコノミヤは面白かったです、これは何も結婚相手だけではなく人材採用や色んな事に応用がききそうですね。
えり好みしてる間に、歳取ってしまわないように今回の方法をぜひ意識してみてください。
ハッキリ言って人生は短いです!
今年ももう終わり、早いなぁ・・・1年・・・。
コチラの記事もあわせてご覧下さい▼▼▼
恋人が欲しい欲しいと思ってる人ほど出来ない3つの深い理由