(出典:Amazon)
在イランアメリカ大使館を、イランの前国王パーレビの引き渡しを求めるデモ隊が人質を取って占拠する中、6人の大使館職員が国外へ脱出する緊張感あふれる映画『アルゴ』。
この作品はベン・アフレックが製作・監督・主演したリアルタイム・サスペンス映画です。
デモ隊に占拠されたアメリカ大使館からかろうじて脱出した6人の職員達が、イラン国外へ脱出する様子が緊張感あふれる演出で描かれています。
短いカットとテンポのよい演出でオープニングからエンディングまで、手に汗握るストーリーが展開していきます。
心臓が止まりそうなくらいハラハラドキドキしたい方はぜひ観てください。
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目次
アルゴのネタバレと結末! 感想とあらすじ
映画『アルゴ』のあらすじ
人質救出のプロであるトニー・メンデスとは?
トニーは数多くの人質救出作戦に携わってきた人物です。私生活では妻と1人息子がいますが、今は別居中です。
CIAで働くのですから、家庭生活はうまくいかないのは当然なのかもしれません。
そんなトニーの元へある電話が入ります。在イランアメリカがデモ隊に占拠されてしまい、大使館職員が人質になったと。
すぐさまCIA本部へと車を走らせたトニーが聞かされたのは、混乱の中で6人の職員がかろじて脱出したこと。
イギリスとニュージーランドが保護を拒否する状況の中、カナダ大使が6人を保護して、私邸にかくまっていることです。
しかし、イラン側に脱出が知られるのは時間の問題です。もし見つかれば公開処刑は間違いないです。
トニーは6人の職員救出に奔走することになります。
映画『アルゴ』のネタバレ!CIA史上ありえない救出作戦
自転車でトルコまで6人の職員を行かせる。NGOの職員に仕立てる。
はたまたイランに来た英語教師。救出案が出されますが、どれも現実的な案ではありません。
トニーでさえもよい救出案を出すことができないでいます。
ある日、別居している息子に電話を掛けたトニー。
SF映画『最後の猿の惑星』を見ている息子と話しながら、トニーはある救出案を思いつくのです。
6人の大使館職員をカナダ人映画スタッフに仕立てる!
トニーが思いついたのはSF映画のロケハンでイランに来ていたカナダ人の映画スタッフを大使館職員に演じさせるという案です。
ハリウッドにいる特殊メイクアップを手掛けるジョン・チェンバースに会いに行きます。
大物映画プロデューサーであるレスター・シーゲルに会い、世に出ることがなかった映画の脚本『アルゴ』を掘り出します。
絵コンテを用意して、スタジオも用意し、さらにポスター、名刺、記者発表と本当に映画製作が行われるように思わせていきます。
そしてトニーはトルコにいるCIA工作員と接触後、イランへ入国します。
CIAのトニーが6人の前に現れ、カナダ人映画スタッフを演じるように言います。
戸惑いながらも、他に選択肢がないことから必死で映画スタッフの役割を演じる職員達。
バザールでのロケハンを切り抜け、空港へ向かい、国外へ脱出するのでした。
映画『アルゴ』の感想
ありえない映画の内容で、現実ではないと思うが…
CIAがイランにあるアメリカ大使館の6人の職員をカナダ人映画スタッフを演じさせて、国外へ脱出させるという内容に、当然フィクションと思いました。
ですが、驚いたことにこれはなんと実話です。18年間も機密扱いとなっていた出来事です。
偽の映画を企画し、スタジオを作り、絵コンテに名刺とポスターも作り、記者発表までしてしまう。
だますなら自分の国をもだますという大胆さに驚かされました。
映画は短いカットと緊張感あふれる展開が続きます。
- デモ隊に囲まれたアメリカ大使館の職員が機密書類を焼却できるのか?
- シュレッダーに全て掛けることができるのか?
- 海兵隊はデモ隊を抑えることができるのか?
- カナダ大使私邸に駆け込んだ職員達はイラン革命防衛隊に見つけられるのか?
- 家政婦が密告しないのか?
苦悩の表情を見せる6人の職員達の顔がアップになり、思わず感情移入してしまいます。
息つく暇もなく展開するストーリーが最大の魅力ですが、ジョン・チェンバースとレスター・シーゲルのコミカルなやり取りにホッとひと息つけます。
ちなみにブルーレイではさらにシーンが追加されていて、より映画『アルゴ』を楽しめます。
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