まずはこの可愛い女子高生sayaさんの写真を見て頂きたい。
(出典:www-huffingtonpost-jp)
実は彼女には実態がない、彼女には家も戸籍も住民票も、生んでくれた母親も父親も兄妹も友人も過去の経歴も何もない。
あるのは彼女を構成している最小単位の0と1の2進数のプログラムだけ。
そう彼女はCGなのです。
目次
CG女子高生sayaが不気味の谷を越えた!とはいったい?
去年2015年フリーランスの夫婦CGユニット”TELYUKA”(テルユカ)が
プロジェクトとして、作り上げた架空の人物。
驚くべきはこのご夫婦なんと独学でCGを勉強したそうです。
凄いの一言です。
そして「不気味の谷を越えた!」という意味ですが、下の写真を見てもらえば、なるほどと分かると思いますが、ある一定以上に人間にCGやロボットが近づくとなんだか不気味さがどうしても出てくるんです。
(以下出典:フジテレビ)
中途半端に似てくると不気味さが増してきますよね。
これを「不気味の谷」というらしいです。
この、谷を越えるのは実は至難の業で、要するに
「似てる」⇒「同じ」
似てるからもはや見分けが付かないレベルの人と同じ、というところまで進化させないと乗り越えられないんです。
もう本物じゃんw
今ハリウッド映画などではCGは当たり前になり、もう本物と変わらないレベルまで来てはいますが、それでも何となく分かりますよね。
そのレベルをsayaは超えたということですね。
おそらく、最初の写真がCGだと初めて見る人は見抜けないでしょう。
でも、CGなんですよね・・・凄すぎます。
CGで人間を作るには肌の質感、髪質、顔の形とバランス、目・・・と難しい点は多々あると語るのはデジタルハリウッド大学の小倉以索准教授。
sayaにモデルはいるのか?
気になるのが、モデルはいるのか?ということですが、いないそうです。全くの0から作り上げたそうです。
今回のは2016年バージョンで、去年のよりさらに進化したものです。
来年はどこまで行くのか?
ご夫婦は今sayaの短編動画を制作中ということで、どんなリアルな作品が出来るのか今から楽しみです。
今後の展開を考察(まとめ)
将来的にsayaのように、女子高生だけではなく老若男女、あらゆるキャラが見分けが付かないレベルにまで達し、テレビドラマや映画の中で活躍する人達は全てCGになる可能性は予見できます。
これが良いことなのか悪いことなのかは、今の時点ではなんとも言えませんが、例えばその他大勢のエキストラがいずれ、CGに取って代わり必要なくなる・・・
なんてことは十分考えられます。
ここまでリアルだと実在してる人間(俳優)をCGに置き換え、本物は家にいながら権利収入だけいただく・・・なんて時代がくるかも知れませんね。
お茶の間の皆さんには、もはや本物かどうかは区別が付かないですから知らない間に、ニュース番組からバラエティまで全部CGになってた・・・
なんてSFのような世界が起こりえる可能性はあります。
マトリックスの世界まではさすがにないでしょうけど(笑)