シングルマザーになることを考えた時、まず心配になるのが金銭面です。
でも子供が小学生以下なら子供との時間も大切にしたいですよね。
シングルマザーが育児と仕事を両立していくためのオススメなステップと仕事探しのポイントをご紹介します。
目次
シングルマザーオススメの仕事は?最低限抑えておきたい4つの注意点
シングルマザーが子供と仕事を両立させるためのオススメポイントはこの4つです。
- 資格を取る
- 週4日がベスト
- 女性社会で働く
- 子供とのコミュニケーションを見直す
では更に詳しく見ていきましょう。
【資格を取る】
まずは仕事を探すところから始めるという方も、これから安定した収入の仕事に移行していきたいという方も、資格があると仕事の幅は広がります。
とはいえ、勉強をする時間なんてあるかな?資格を取るまでどうしよう…と不安ですよね。
上手に時間を使ってスキルを身につけましょう。
《1.どんな資格がある?》
長く続けられて募集も多い職業ですと以下のような例が挙げられます。
- 医療事務
- 看護師
- 介護福祉士
- ケアマネージャー
- ホームヘルパー
- 保育士
- 歯科衛生士
- ネイリスト/アイリスト
- ヨガインストラクター
など
国家資格はシングルマザーでなくとも持っていると強い資格ですし、募集の多い職業であれば条件によって選べる幅が広がります。
子供の年齢によっても働ける曜日や時間が異なると思うので、まずは目指そうと思っている職業の募集をいくつか見つけて、職種別に条件を調べてみるといいですね。
《2.資格の勉強時間》
仕事から疲れて帰ってきて、子供にご飯を食べさて、お風呂に入れて、寝かしつけて、ようやく家事をして…大変ですよね。
でも、時間は作るしかありません。
子供が寝た後の1時間でも毎日コツコツ勉強すれば1ヶ月で30時間です。
休みの日で子供が保育園に行ってる数時間に勉強をすることもできます。
私もシングルマザーになってからある資格を取りました。
決して楽ではありませんでしたし、体力の限界を感じたこともあります。
でも、目標のためにはやるしかなかったですし、何よりも子供を理由にはしたくありませんでした。
仕事の時は仕事に集中して、子供との時間は目一杯遊んで、残った体力・気力と時間で勉強をすれば、子供に負担をかけずに資格を取ることはできます。
忙しい、時間がないを理由にせず、まずは1日1時間、時間を作ってみましょう。
とはいえ、必ずしも資格を取らなければいけないわけではありません。
《3.資格を取らずに経験を積む》
経験を積むことで幅が広がる職業もあます。
また、資格を取っている間も何かしら仕事をしなくてはいけないですよね。
そこで一番融通が利きやすく幅広く活用できる職業は『事務』です。
エクセルやワードが使えなくとも、せめてブラインドタッチができればパートで雇ってもらえるところは沢山あります。
入社してから、エクセルやワードのスキルは身につけていけば大丈夫です。
私も出産後、人生で初めてサポート事務というデスクワークに就きましたが、資料作成などをしながら独学でエクセル、ワード、パワーポイントのスキルを身につけました。
今では無料でYouTubeや多くのサイトやブログでエクセルなどの使い方を丁寧に紹介していますので、利用するのも手ですね。
誰かに教えてもらえるものではないので苦労はしましたが、コツを掴めば難しいものではありません。
入社して1年の間に、エクセル初心者からピボットテーブルやマクロを組めるまでになれました。
これだけネット社会になったにも関わらず意外とエクセルスキルを求めている会社は多いので、パソコンスキルを身につけておくと次のステップにも繋げやすいです。
また、事務だけでなくコールセンターなどもオススメです。
特別な資格がなくても就業できますし、募集しているところも多く、時給も良いので慣れてきたら楽だという方も多いです。
資格以外で自分に合ったスキルを探し身につけることも、安定への一歩ですね。
【ベストな勤務日数は?】
私の経験からいくと、ベストな勤務日数は週4日です。
特に小学生以下の小さな子供がいるのであればなるべく側にいてあげたいですし、かといって週3日だと生活できるのに十分な収入とはいえませんし、社会保険などにも入ることができません。
しかし1日8時間勤務×週4日であれば、時給にもよりますがそこそこの収入を得られる上に社会保険にも加入することが可能であり、なおかつ週の半分は子供との時間を取ることができます。
もともと社員として働いていた人だと勤務日数を減らすことは難しいので、時短勤務の方が会社的に受け入れやすいのかもしれません。
たまに、子供との時間を作るために社員として働いていた会社を辞めてパートに就く人もいますが、せっかく安定した環境で働けているなら、まずは辞めない方向で会社側と勤務条件をすり合わせる方がオススメです。
子供の年齢も考慮した上で、どこの時間・曜日にフォーカスを当てるのか計画を立てなくてはいけませんね。
【女性社会で働く】
女性にとって働きやすい環境作りを率先して行っているのは、やはり女性社会です。
どんな仕事があるか?メリット・デメリットは何か?ご紹介していきます。
《1.どんな仕事がある?》
- 歯科助手
- 看護師
- ファッション関連(スタイリスト、アパレルなど)
- 美容関連(エステ、ネイル、化粧品販売など)
この他にも、受付嬢やイベントガールの派遣などがあり、女性に特化した人材募集サイトを見ると見つかりやすいです。
多くが契約または派遣社員ですので、福利厚生などしっかりチェックし、採用条件は面接時に確認するようにしてくださいね。
《2.女性社会のメリット》
女性社会の一番のメリットは、女性のことを理解してもらえることです。
例えば、男性に生理痛の辛さは分かりませんし、母親の大変さも理解しきれない事がほとんどです。
しかし、女性同士であればその辛さも大変さも分かり合えますよね。
また女性に特化した福利厚生が整っていることも多く、産後復帰の体制が整っていたり、ワーキングマザーが働きやすいように時短対応をしているなど、配慮がされています。
そうでないと、女性社会は退職者が出てしまう一方で成り立たなくなってしまうからです。
シングルマザーが増えている昨今では、家庭環境を考慮してくれる職場もありますので、前述した通り面接時に会社側と擦り合わせておくといいですね。
《3.女性社会のデメリット》
同じ女性だからといって理解者だけではありません。
妬みや僻みもあるのが女性同士のデメリットです。
子供が欲しくてもできなかった、結婚したくてもできなかったという女性ももちろんいますし、妊娠中や生理中の女性であれば気分が不安定になっている人もいます。
そういった場合、男性のいる職場であれば男性が緩和剤になることが多く、女性しかいないと辛い思いをする場面もあります。
私は女性社会での経験が多いため、精神的にかなり鍛えられて、今ではちょっとやそっとでは折れない鋼の心になりましたが、そこにたどり着くまでに悔しい思いをすることもありました。
人間関係の問題は女性社会に限ったことではありませんが、世間のいう『女性社会は怖い』はあながち間違いではありません。
【子供とのコミュニケーションは?】
子供との時間は大切ですが、まずはある程度収入がなければ生活ができません。
でもやっぱり、子供に寂しい思いをさせてしまうんじゃないかと不安にもなりますよね。
子供のためにも、働くママのためにも、子供に寂しい思いをさせないための工夫をしましょう。
《1.周りに頼る》
まずは意地を張らず、無理をせず、可能なら実家に頼るのも1つの方法です。
母親がいない間も子供の相手をしてくれる人がいるというのは心強いです。
もちろん母親と祖父母は立場が違いますが、子供に寂しい思いをさせることは確実に少なくなります。
シングルマザーになれば自分に余裕がない時も増えますが、誰かが側にいてくれることで余裕を持てる時もあるので、本当は実家に頼れる環境なのに『自分の力だけでなんとかしたい!』と思っている人は、もう一度子供の為にはどうするべきか、考え直してもいいかもしれませんね。
《2.子供に寂しい思いをさせないコミュニケーション》
仕事に出掛ける前後の子供とのコミュニケーションは必要不可欠です。
仕事に行く前と帰ってきた時には必ずハグをしたり、なぜママが働きに出なければいけないのかをさり気なく教えてあげて、本当はママだってあなたと離れたくないのよ、と伝えてあげましょう。
私は1日1回は必ず、子供を抱きしめながら『ママの宝物だよ。宝物のために今日も頑張ってくるよ』と伝えるようにしていますし、子供が寂しくて泣いてしまった時はギリギリまで涙を受け止めるようにしています。
毎日のお弁当だって1つの愛情表現ツールだと思って作ったり、たまにはキャラクターの絵を描いた紙をテーブルに残して、まだ文字の読めない子供への置き手紙代わりにもしています。
子供には伝わりにくいかもしれませんが、離れるのが辛いのはママだって同じなんですよね。
それを上手に伝えてあげれば、子供もママの愛情を受け止めてくれますよ。
【子供を守れるのはあなただけです】まとめ
いかがでしたでしょうか?
シングルマザーが子育てをしながら働くことは決して楽ではありません。
子供に我慢をさせたくないと思っても、子供に甘えなくてはいけない時もあります。
でも、子供の生活を守れるのはあなたしかいませんよね。
不安な気持ちばかりが先走っては、子供はもっと不安になります。
意外と、離れられないのは子供ではなくて、母親の方というケースも少なくありません。
しっかり計画を立てて、環境に合った仕事を見つけて、あなたも子供も安定した生活を手に入れられるよう頑張ってみてください。
(記事担当:nene)