上の右奥歯を3日前に2本同時に抜いてきました。
以前下の親知らずを抜いたときは、斜めにはえていたため縫うほどの大きな穴があき数日間痛みに苦しんだ覚えがあります。
もちろん痛み止めは飲んでましたが、たいして効きませんでした・・・(;´Д`)
そのことがあったので、今回2本(上の親知らずと隣の奥歯)をいっぺんに抜くとなると、痛みも倍になるのでは?とか思い躊躇してたんですが・・・
先生が言うには、「一緒に抜いた方が楽だよ」ということだったので、意を決し抜いてきました。
そして歯を抜いた後にしてはいけないことのリストを頂き、目を通してると・・・
目次
抜歯後の注意に酒・タバコそして・・・ストロー?その理由とは
「ストローはやめてください」と言う項目があり・・・
「ストロー・・・???」となり、疑問に感じたので調べたところ、ストローで吸うことは負圧になって、せっかく傷口を塞いでくれている血餅などが取れやすくなるということだったんですが・・・
今度は「血餅」って何?口の中にお餅?とまた疑問が・・・(笑)
これも良い機会なので抜歯後の色んな事も含め調べてみることにしました。
もしよければ参考にしてみてください^^
歯を抜いた後してはいけない事
今回2本同時抜きしましたが、驚くことにほとんど痛みはありませんでした!
正直拍子抜けしましたね。
麻酔の技術が進化してたのでしょうか?
先生が言うには、注射も痛くないようにするコツがあるんだそうです。
つまり、「コツ=腕の善し悪し」の一つの目安の様な気がしました。
もしかしたら痛い歯医者ほど、腕が・・・ ゴホン・・・ゲホン
<抜歯後のしてはいけないこと!リスト>
- 麻酔が効いているうちは熱いものは摂らないこと。神経が麻痺してるので火傷の恐れがあります。
- 必要以上にうがいをしないこと。
- 抜歯した部分にごはん粒などが詰まるかもしれないが、歯ブラシで必要以上にゴシゴシしないこと。
- 出された薬は必ず飲むこと。痛みと腫れのピークは2~3日目だから油断しないように。
- お風呂はやめて、シャワーにすること。
- お酒とタバコはNG。
- ストローは使わないでください。
抜歯後は脱脂綿で押さえたりしてるとわりとすぐ血は止まりますが、中には止まりにくい人もいます。
歯茎を縫うほどの大きな穴の人などは、とくにストローで吸って飲んだりしないほうがいいでしょうね。
私が以前、抜歯した時は「ストロー」に関しての注意書きはなかったと思います。
『内服薬:「フロモックス錠」100㎎』
【細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示します。感染症の治療に用いるセフェム系の抗生物質です。広い範囲の感染症の治療に用いられます。】
- 1回1錠
- 1日3回
- 朝・昼・夕食後に服用
『頓服:ロキソプロフェンNa錠60㎎「テパ」』
【炎症を引き起こすプロスタグランジンの合成を抑え、炎症に伴う腫れや痛みを和らげ熱を下げます。通常、関節リウマチ・変形性関節症ほか手術後・外傷後・抜歯後の鎮痛・消炎、また急性上気道炎の解熱鎮痛に用いられます。】
- 1回1錠、痛むときに。
抜歯後はいつから食事していいの?
2時間はおきましょう、できるだけあまり噛まずにすむものにします。
例えばそうめんや冷やしうどんや豆腐など柔らかいもの。
エナジーゼリーやスムージーなどで代用してもいいです・・・が
チューブに入った吸うタイプのモノは、結局負圧になってストローと同じ事なので注意が必要です。
抗生物質は胃壁をまもる意味でも食後に服用しましょう。
食べ物が詰まったら?
かるく口をゆすいでとりますが、それでも取れなかったら無理に取る必要はありません。
というのも、うがいのしすぎは血餅(血の塊のようなもの)が出来にくくなるので治りが遅くなります。
費用
今回2本まとめて抜いたので、2330円かかりました。1本ならもう少し安くなるかと。
してはいけなかったことをやっちゃったのです!
その後も2日間は別になんともなかったんですが、血餅のことを知らず何だか気持ち悪かったので、なんと吐いて捨ててしまいました!!
※(血餅とは柔らかい血の塊で、かさぶたのようなものです。これが骨の上などにふさがり感染症などを防いでくれたり歯肉が盛り上がったりと治癒に必要な大事なモノ)
3日目辺りから、ごくたまに上あごから頬骨辺りがピリッと軽い痛みが走るようになりました。
まだ腫れはありません。
私は大丈夫なのでしょうか・・・・?
抜く歯のはえかたによって痛みは違ってくる
真っ直ぐな歯はそのまま抜けますが、斜めになっていたり奥に入り込んでいたりすれば切開し縫合ということになりその分痛みは増します。
一般的には3日後辺りから腫れや痛みが出ることが多いです。
ですので、痛くないからといって油断し勝手に薬の服用をやめてはいけません。
途中でやめてしまうと、その抗生物質に耐性を持った菌が作られる可能性があるからです。
そうなるともうその抗生物質は効きません。
そもそも親知らずは、なぜ抜かないといけない?
斜めに生えてる場合、歯列を押して歯並びが悪くなったり、歯磨きしにくく歯周病、虫歯の原因になりやすいからです。
ですが、真っ直ぐにはえていて虫歯でなければ基本的には抜かなくていいという歯医者が多いです。
また、将来再生治療に親知らずを利用することが出来ます。
なぜ酒やタバコはいけない
抜歯後に重要となるのは抜歯窩(歯を抜いた穴の部分)の治癒、止血や細菌の感染予防などのためです。
また、これらの症状を予防する他の方法としては先ほどのストローで飲み物を飲む事、つばを吐く、鼻をすする事、咳をする事などもなるべく避けた方が良いとされています。
とくに喫煙は酸素供給の邪魔をして傷の治りを悪くしますし、タバコを吸うことによって傷を覆う血の塊(血餅)が取れやすくなります。
*(私は吐き捨ててしまいましたが)(^_^;
少なくとも抜歯後2日間は禁煙した方が良いでしょう。
*(私は歯医者を出た途端外で一服してました・・・)(^^ゞ
次に飲酒についてですが、アルコールが体内に入ると血管が拡張してしまい出血しやすくなるために抜歯直後の数日間は禁止です。
痛みも増します。
*(私はビール飲みましたが・・・)(;^^ゞ
(なんてこらえ性がないのでしょうか・・・)
痛みが引かない(ドライソケット)
以下のような症状のときはドライソケットの可能性があります。
- 抜歯後2~3日目からでズキズキと激しく痛む
- 痛みが長引いている(2週間程度、あるいはそれ以上)
- 特に飲食時の刺激で痛む
ドライソケットとは・・・
抜歯した穴が血液(血餅)で覆われず骨が直接口の中にむき出しになっている状態のことです。
本来、骨は歯茎に覆われていなければいけないのですが、抜歯後何らかの原因で骨の上で血液が固まらなかったため(かさぶたが出来なかったため)、骨の上に歯ぐきが作られず、骨の表面が出たままになっています。
食事の際、食べ物が入ると直接骨に触れるために強い痛みを伴います。
特に下の親知らずを抜いた時に多く起こります。
それは下の親知らずの抜歯は難しく、骨を削ることで傷口が大きくなり細菌に感染しやすいことが理由と考えられています。
ですから、下の親知らずを抜いた後は特に要注意です。
ですがそもそもドライソケットになること自体は珍しく全体の2~3%だと言われています。
ドライソケットにならないようにするためには
ドライソケットにならないようにするには口内を吸う動作は控える。
舌で無意味に触らない、せっかく出来ている血餅(柔らかいかさぶた)を洗い流してしまう。
そのため骨がいつまでも、むき出しになる。
繰り返しになりますが、喫煙は血管を収縮させる作用があるため、酸素がうまく運ばれずに傷の治りを遅らせてしまいます。
抜歯したところの治りも遅くなり、ドライソケットになり易くなってしまいます。
出来れば抜歯前後の10日程度は禁煙をしたほうがいいでしょう。
あまりにも痛みが激しい場合は、医師に早く観てもらいましょう。
抗生物質も、続けて飲まない人が多いですが必ず決められた用量用法を守って飲み続けましょう。
ふと思った疑問
そういえば・・・
江戸時代など昔の人が虫歯になった場合はどうしていたのでしょうか?
と、以前から疑問に思っていたので調べてみました。
江戸時代には現代の歯科医に相当する職業があったようで、木や象牙などを材料にして入れ歯も作られていたそうです。
虫歯の治療ですが、当然抜歯しか方法は無かったようです。神仏に祈るなど神頼みとなったそうですが・・・
昔は当然麻酔など無かった(酒を飲ませて酔わせる?)ので、相当の苦痛を伴った事でしょう。
現代に生まれてつくづく良かったと思う今日この頃です。(^_^;
ところが・・・!
現代でも、外国のでの話ですが歯医者が近所になかったのか真夜中で開いてなかったのか、あまりの痛さに我慢できず確か猟銃で歯を撃ち抜いて吹き飛ばした人がいたと、以前テレビで紹介していました。
怪我も重なってWで痛いのではと思いますが・・・。
まとめ
歯を抜くのは不本意ですが、歯医者によっては明らかに技術力の差があると言わざるを得ません。
つまり腕の良い歯医者とそうではない歯医者は絶対に存在します。
これは私が、体験したことなのであながち間違ってはいないと思います。
ぜひ、口コミなどで評判をしっかりチェックしてから歯医者は選びましょう。
そして禁止事項をしっかり守ればそれだけ早く、痛みも最小限にすむので守りましょう。
ストローは禁止ですよ(笑)
でないと私のように同時に2本も抜くような目に遭いますよ・・・
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