離婚届

もうこんな夫とやっていけない!

といくら考えていても、わが子のことやこれから先の生活を思うと、シングルマザーになるには不安が数多くありますよね。

 

  • 1人で子供を育てられるだけの収入を得られる?
  • どんな試練が待ってる?
  • 子供に父親のことを質問されれば、なんて回答する?

 

勢いで離婚して、後から後悔して時すでに遅し・・・なんてことにはなりたくないはずです。

離婚するには心の準備が必要です。

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準備を進めていくうちに見えてくるものもあると思います。

では離婚してから後悔しないために、どんなことに注意して準備を進めていったらいいのでしょうか?

(体験者である私neneが記事担当します)

 

目次

離婚してシングルマザーになっても後悔しないための注意点4つ!

 

<不安なことはこれで解消!離婚前に準備しておくこと>

離婚する前に以下の4つを準備しておくことで、不安を解消し後悔のない離婚に踏み出しましょう。

 

  1. 仕事と収入
  2. 助成金や減額の制度
  3. 養育費と公正証書
  4. 子供に伝える

 

では、この4つをどのように準備していったらいいのでしょうか?

金がなくてはどうにもならない!仕事を探す

シングルマザーになろうという考えが頭をよぎった時、初めにぶつかる壁が“お金”ではないでしょうか。

 

専業主婦の方なら、まずは仕事探しから始めなければなりません。

お子さんの年齢によっては、かなりブランクのある人もいるかと思います。

 

元々兼業主婦だった方であっても、今まで旦那さんに頼れていた部分のお金を自分一人で支払っていかなくてはならないので決して楽ではありません。

 

今まで買えていた衣類も買えなくなります。

自由に使える時間もお金も制限されます。

 

旦那さんに預けてストレス発散なんて余裕はなくなります。

働くとなれば、子供と過ごせる時間も減るでしょう。

 

どんな人でも、生活水準を落とすというのは思っている以上に大変なものです。

そこを再認識して、収入を得る方法を考えましょう。

 

 

1.専業主婦の場合

働くということから遠ざかっていた分、安定した仕事を探すのは難しいというのが現実です。

勢いのままに離婚を切り出してから仕事を探し始めるのでは遅いのです。

でも諦めることはありません。

いきなり正社員を目指そうと考えるとハードルはかなり高くなりますが、アルバイト・パートから契約社員を目指すなど、方法はいくらでもあります。

 

また、アルバイト・パートでも頑張り次第では、充分な収入を得ることは可能です。

シングルマザーに理解のある職場もあります。

掛け持ちで在宅ワークをすることもできます。

まずは、どんな仕事があるか?自分の条件に合った仕事はどんなものがあるのか?

色んなサイトで調べてみましょう。

 

給与額や雇用条件だけにとらわれず、現実的に働けそうな仕事に目星をつけましょう。

次に、仕事をしている間、子供をどうするか決めて下さい。

保育園に入れるのであれば、保育園を探しましょう。

 

できれば認可保育園に入れたいところですが、どこの地域も難しいのが正直なところです。

両親との関係が良好なのであれば、実家に帰って両親に預かってもらうのも一つの手です。

一度実家で相談してみましょう。

 

 

2.兼業主婦の場合

兼業主婦の場合も、仕事があるからといって油断はできません。

会社は今のあなたの条件で雇っているのです。

今までは、

残業になっても旦那さんが早く仕事を終わらせて、保育園のお迎えに行ってくれていたかもしれません。

子供が突如熱を出して、給料1日分くらい減っても問題なかった場合もあります。

 

しかしシングルマザーになったらそうはいきません。

残業ができない日も増します。

子供が熱を出せば仕事できない日もあるかもしれません。

 

離婚した後に旦那さんのありがたみを感じて後悔…なんて、したくないはずです

その為には、まず会社の規約や制度をよく確認してみましょう。

同じ社内にシングルマザーになった経験者がいれば、なお参考になりますね。

 

信頼に値する上司に相談できるなら、先に相談をして改善策を考えましょう。

職場がシングルマザーに向いていない社風なら、転職も想定しなければいけないかもしれません。

 

 

業主婦も兼業主婦も必見!助成金・減免制度

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収入や家庭状況によって、ある程度、国や市区町村が補助をしてくれる制度のある日本。

母子家庭を対象とした助成金制度もあります。

 

どういった制度があるのかあらかじめ調べて、自分の場合はどの制度がうけられるのか?しっかり調べておく必要があります。

 

調べておかなかったせいで、貰えるはずのお金が貰えなかった…なんて後悔をしないためにも、どの制度が対象になるのか離婚前に調べておきましょう。

 

 

1.母子家庭に関係する制度は何がある?

シングルマザーに関係する助成金、または減額の制度は沢山あります。

しかし残念ながら、誰かが丁寧に教えてくれるということはほとんどありません。

 

自ら調べ、足を運び、初めて詳しく教えてもらえるのです。

制度の一部

例)

  • 児童手当
  • 児童扶養手当
  • 児童育成手当
  • ひとり親のための住宅手当
  • ひとり親家族等医療費助成制度
  • 特別児童扶養手当
  • 生活保護
  • 住民税・所得税の減免制度
  • 国民年金・国民健康保険の免除
  • 交通費の割引制度
  • 粗大ゴミ等処理手数料の減免制度
  • 水道料金の減免制度
  • 非課税貯蓄制度
  • 保育料の減額または免除
    など

代表的なものだけでも、これだけ沢山の制度が存在するのです。

 

 

2.どれが該当するのかを確認する

しかし、全ての制度が全てのシングルマザーに適用されるわけではありません。

収入や状況によっては適用されないものもあります。

 

特に気をつけたいのが、離婚した後実家に戻るという母子家庭です。

どの制度も、基本的には世帯全体の収入で見られます。

 

世帯分離という方法もありますが、世帯分離をしても意味がない場合もあります。

地域や実家の間取りによっても異なってくるので、まずは役所に確認をしに行きましょう。

 

児童相談にいる方は大抵、親身になってくれる方が多いです。

様々な方面から提案をしてくれるので、手間と時間はかかりますが、その後の生活を考えたら面倒だと思っている暇はありません。

どの制度が対象となるのか認識しておくことで、離婚後の手続きもスムーズに進みます。

 

 

対必要!法的効果のある公正証書

公正証書とは、それだけで法的効果のある約束事が記載された書面です。

子供がいる家庭で必ず障害となる養育費問題。

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これまでは円満離婚で話が進んでいたにもかかわらず、養育費について話し合っている内に、徐々に関係が悪化していく夫婦はわりといます。

 

養育費以前に親権問題でモメる家庭もあるでしょう。

旦那さんも人です。

たとえ離婚する時には養育費を払うつもりであったとしても、会える日数が減れば多少なりとも愛着が減ってしまう人は意外と多いです。

 

それも、数年単位の話ではありません。

子供の年齢によっては20年先まで持続するのです。

 

悲しいことですが、『うちの旦那は問題なし!』なんて信用して、口約束や公的書面の作成を怠ったことで後々後悔しないために公正証書は必要不可欠なのです。

 

 

1.公正証書の内容は?どんな効果があるの?

ネットなどで検索してみると離婚用の公正証書の例文が数多くのっています。

 

調べてみるとどんな内容をのせるのか分かりますが、とても細かいところまで取り決めをするので準備には時間がかかります。

例えば養育費ひとつとっても、

 

  • 何歳~何歳まで
  • 毎月何日に
  • いくら
  • どこの口座に支払うのか?
  • 養育費の中に教育費は含めるのか?

大抵の場合は大学卒業までを想定して作成しますが、

 

  • 専門学校に通うことになったら?
  • 医学部に進学することになったら?

子供の年齢が小さければ小さいほど、未来を想定するのとは難しいです。

また、親権についても記載することができるため、後に『やっぱり子供は俺が育てる!』と言われた場合にも有効です。

その他、約束を破った場合の罰金なども記載できます。

そして一番の効果は、養育費の支払いが滞った時に、公正証書があれば裁判などせずに、旦那さんの給与差し押さえの申請をすることができるのです。

 

公正証書を作成するにあたり、自分の場合何を決めておかなければいけないのかを把握し、事前に考えておくといいです。

 

 

2.誰が作る?公正証書は行政書士に依頼

公正証書は自作することもできます。

申請時の料金だけで済むので、数千円しかかかりません。

が・・・

抜け・漏れが沢山出てくることは確実です。

 

『いやいや、テンプレート見ればできるでしょ!』と思っている方は、一度自分で作成して弁護士の無料相談でも行ってみてください。

現実が見えるはずです。

 

では、誰に依頼をすればいいでしょうか。

 

前述した弁護士に依頼するという方法もあります。

しかし、料金は膨大です。数十万円かかるケースもあります。

 

旦那さんと自分の間で全く折り合いがつかず、スムーズに協議離婚が成立しない時には、弁護士への依頼が必要になるケースがありますが通常の協議離婚で弁護士にお願いするというのは費用がかかりすぎます。

そこで、弁護士よりリーズナブルに、法的知識を持っている行政書士に作成依頼をすることをお勧めします

行政書士は、法的な書面を作成するプロです。

『こんな取り決めはできますか?』と、内容を相談しながら作成を進めてくれます。

間違いがないか、抜け・漏れがないか、何度もやりとりをして完成させていきます。

費用は依頼する事務所や人、内容にもよりますが、申請代行等も含め7~8万程度といわれています。

弁護士よりはかなり安いです。

 

 

3.そもそも養育費って払わないといけないの?

結論から言うと払う義務があります。

 

しかし無職の場合はこの限りではありません。

養育費とは、学費や医療費以外の、子供1人が1ヶ月生活して行く上で必要な生活費のことをいいます。

例えば、食費や交際費などがここに含まれます。

これは、親が子供を育てる上での義務として国から認められている子供の権利なのです。

 

万が一旦那さんが、払う義務はないと言い張っても、仕事をしている限り多少なりとも払わなくてはいけないお金なのです。

平均的な金額は3~4万といわれていますが、旦那さんの収入によってその金額は大きく違ってきます。

ほんの僅かしかもらえない場合も、多額の養育費が貰える場合もあります。

 

旦那さんの収入から事前に調べておく必要がありますね。

ただ注意していただきたいのは、あくまでも子供の権利であり、子供のための生活費です。

そして、学費は教育費と呼ばれ、養育費とは別であり、義務ではないのです。

 

後悔をしないためにも、ある程度法的な知識を身につけておくことも必要です。

 

 

ここが大切!自信を持って子供に伝えられる?

ここまで話が固まれば、あとは子供へのケアです。

もちろん、常に子供のことを考えた上での決断でしょうから、シングルマザーでも子供を幸せにできる自信はありますよね。

 

シングルマザーでも、子供に明るい未来を保証してあげなくてはならないということも分かっていますよね。

 

母親自身が自信のない状態で子供に離婚を伝えても、子供は不安に感じるだけです。

子供にとって一番大切なことは・・・

 

お母さんの笑顔なのです。

例え父親がいようとも、母親が辛い表情をしていては、子供は幸せになれません。

母親が自信を持って、『家族が幸せになるための離婚なの』ということをしっかり伝えてあげましょう。

 

子供の年齢によっては、それを伝えるのが何年か後になるかもしれません。

しかしその時はいつ来るか分かりません。

思いもよらないタイミングで、うちにはなんでお父さんがいないの?と聞かれることもあるかもしれません。

そんな時、動揺することなく答えられるよう、いつでも回答を用意しておきましょう。

子供はいつも、お母さんの事を見ていますよ。

 

【最後に】

いかがでしたでしょうか?離婚をし、シングルマザーになるというのは相当な覚悟と準備が必要です。

自分1人ならどうとでもなりますが、子供の幸せを考えたら悩みは膨大です。

この記事を読み終わったときに、旦那さんのありがたみを再確認できたのであれば、離婚は踏みとどまりましょう。

でも、今あなたが抱えているその不安のためだけに、笑顔のない結婚生活を続けるなら・・・

それはおススメしません。

 

子供はお母さんの笑顔が大好きなんです。

 

その不安は、しっかりと準備を整えることで解消されるものがほとんどです。

 

時には周りの助けを借りてもいいのです。

離婚をすることは、決して不幸ではありません。

 

父親がいない子供=不幸な子供でもありません。

ここまで沢山苦労はあったはずです。

辛い出産を乗り越え、頑張って愛する我が子をここまで育てたのはあなたです。

その愛情と気力さえあれば、どんな辛いことも乗り越えられます。

不安だけにとらわれず、時には周りを頼りながら幸せなシングルマザー生活を想像してみてくださいね。

 

(記事:nene)


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