1月2日、3日といえば…そう、「箱根駅伝」です。
箱根駅伝は、昨年の箱根駅伝でシード権を獲得した10校(昨年大会上位10チーム)と、10月14日に行われた予選会の上位10チーム、そしてオープン参加の関東学生連合選抜(予選会10位以下の大学から各校1名が選出され、構成される)の21チームで争われます。
また、
- 出雲駅伝
- 全日本大学駅伝
- 箱根駅伝
は学生三大駅伝と言われます。
目次
「箱根駅伝2018、順位予想」今注目すべき選手も大紹介!
箱根駅伝
箱根駅伝では、幾多の名勝負が繰り広げられてきました。
ですので毎年、「箱根駅伝」を楽しみにされている方も多いと思います。
そこで今回は皆さんが気になっている順位を勝手に予想してみました。
その前に…
箱根駅伝の出場校リスト
まずは、今回の箱根駅伝の出場校を確認しましょう。
- 青山学院大学
- 東洋大学
- 早稲田大学
- 順天堂大学
- 神奈川大学
- 中央学院大学
- 日本体育大学
- 法政大学
- 駒沢大学
- 東海大学
- 帝京大学
- 大東文化大学
- 中央大学
- 山梨学院大学
- 拓殖大学
- 國學院大學
- 国士舘大学
- 城西大学
- 上武大学
- 東京国際大学
- 関東学生連合(オープン参加)
以上の21チームが参加します。
1番の青山学院大学から10番の東海大学まではシード校で、11番から20番までは予選会を通過したチームです。
次に箱根駅伝に出場するチームの「出雲駅伝」、「全日本大学駅伝」の順位をまとめました。
「出雲駅伝」、「全日本大学駅伝」の順位
出雲駅伝(10月9日開催、6区間42.6km)
- 東海大学(2:11:59)
- 青山学院大学(2:13:32)
- 日本体育大学(2:14:39)
- 順天堂大学(2:15:00)
- 東洋大学(2:15:36)
- 神奈川大学(2:15:45)
- 駒沢大学(2:16:12)
- 中央学院大学(2:16:14)
- 早稲田大学(2:16:24)
「全日本大学駅伝(11月5日開催、8区間106.8km)
- 神奈川大学(5:12:49)
- 東海大学(5:14:07)
- 青山大学(5:15:22)
- 駒沢大学(5:15:59)
- 東洋大学(5:16:29)
- 中央学院大学(5:17:59)
- 早稲田大学(5:19:08)
- 帝京大学(5:19:39)
- 山梨学院大学(5:20:32)
- 法政大学(5:20:59)
- 國學院大學(5:21:26)
- 順天堂大学(5:21:34)
- 城西大学(5:22:31)
- 大東文化大学(5:24:04)
いかがでしょうか。
この「出雲駅伝」、「全日本大学駅伝」そして選手層などいろいろなことを考慮して、上位3チームを予想してみました。
上位3チームを予想
【1位 東海大学】選手層の厚さが魅力
僕が1位に予測したのは、ズバリ湘南の暴れん坊こと「東海大学」です。
今季は出雲駅伝で優勝、全日本大学駅伝で準優勝と好調ですが、東海大学の魅力はなんといっても選手層の厚さです。
僕箱根駅伝は他の駅伝とは違い10区間あるので、戦力層の厚さが勝負を分けるといっても過言ではありません。
今季の東海大学は、
- 阪口竜平選手(洛南卒)
- 鬼塚翔太選手(大牟田卒)
- 館澤亨次選手(埼玉栄卒)
- 關颯人選手(佐久長聖卒)
の2年生4本柱が好調ですし、4年生の川端千都選手(綾部卒)、3年生の三上嵩斗選手(岡崎城西卒)は安定感があります。
僕が注目しているのは、2年生の阪口竜平選手と鬼塚翔太選手です。
阪口選手は出雲駅伝の1区で区間賞を獲得しました。
鬼塚選手は出雲駅伝の4区で区間賞を獲得しましたが、全日本大学駅伝では、1区で区間9位と出遅れてしまいました。
ですが
2017年の箱根駅伝では区間2位と実績のある選手なので、箱根駅伝ではしっかり修正してくると思います。
駅伝では1区で流れを作ることが非常に重要です。
東海大学の1区は、鬼塚選手か阪口選手のどちらかが走ると思います。
1区で流れを作ることが出来れば、今の東海大学に立ち向かえる相手はいないと思います。
そしてこの湘南の暴れん坊たちをまとめるのは、名将両角速監督です。
両角監督は、長野県の佐久長聖高校で、佐藤悠基選手(現日清食品グループ)、上野裕一郎選手(現DeNA)、村澤明伸選手(現日清食品グループ)そして大迫傑選手(現NIKE オレゴンプロジェクト)など日本を代表する選手を指導してきた名将です。
また、全国高校駅伝でも優勝したこともあります。
皆さん、2018年の箱根駅伝は、名将両角監督が育てた湘南の暴れん坊たちが、正月の箱根路で躍動する様をしっかり目に焼き付けてください。
【2位 青山学院大学】
僕が2位に予想したのは、今回4連覇がかかる「青山学院大学」です。
出雲駅伝は2位、全日本大学駅伝は3位でした。
上位はしっかりキープしましたが、決めてに欠ける印象です。
やはり一色恭志選手(現GMO)が抜けた穴は大きかったですね。
一色選手はスピードがありかつクレバーな選手だったので、レースを作るのがとても上手な選手でした。
ただ、青山学院大学にも注目選手はたくさんいます。
僕の注目選手は4年生の田村和希選手(西京卒)です。
田村選手は青山学院大学が誇るスピードランナーで今季は、出雲駅伝と全日本大学駅伝の両方で2区区間賞をとっています。
青山学院大学は今季個人で実績のある選手が少ないですが、全員が安定して走ることができるので、田村選手のスピードが勝負のカギを握っているといっても過言ではありません。
原晋監督
【Amazon:人を育て 組織を鍛え 成功を呼び込む 勝利への哲学157 ~原晋、魂の語録 単行本 – 2016/11/1
原 晋(青山学院大学陸上競技部監督) (著)】
そんな箱根の常勝軍団青山学院大学を率いるのは、原晋監督です。
原監督は著書を何冊も出されていますし、テレビにも度々出演されるので、青山学院大学の選手の名前はわからなくても、原監督のことを知っている人は多いのではないのでしょうか。
原監督が監督になった頃の青山学院大学は、シード争いをすることがやっとの大学でしたが、原監督があの手この手で強くし、優勝が狙えるチームそして連覇ができるチームを作り上げました。
東海大学の弱点とは?
今回の予想で僕は東海大学を1位に予想しましたが、実は東海大学には大きな弱点があります。
それは、両角監督が就任してからまだ一度も箱根駅伝で優勝したことがないことです。
一方、原監督が率いる青山学院大学は箱根駅伝での勝ち方を知っているので、このアドバンテージを生かすことができれば、悲願の4連覇達成も夢ではありません。
皆さん、2018年の箱根駅伝では、4連覇をかけて戦う青山学院大学と選手よりも目立つ原監督の活躍を目に焼き付けてください。
【3位 駒澤大学、神奈川大学、】
3位は混戦です。
まず神奈川大学は、夏に行われたユニバーシアードのハーフマラソンで、銅メダルの4年生鈴木健吾選手(宇和島東卒)と3年生の山藤篤司選手(愛知卒)が柱になってくると思います。
神奈川大学は今季出雲駅伝こそ6位でしたが、全日本大学駅伝は東海大学や青山学院大学を抑え優勝しました。
特に全日本大学駅伝では1区を山藤選手が区間2位で流れを作り、アンカーの鈴木選手が日本人1位の好走で優勝を手繰り寄せました。
一昔前は予選会の常連だった神奈川大学に今季はとても勢いがあるので、地道な強化の成果がでてきたのかなと感じるものがあります。
もしかしたら神奈川大学の優勝もあるかもしれませんね。
次に駒澤大学は、ユニバーシアードのハーフマラソンで金メダルの3年生片西景選手(昭和第一学園卒)と同銀メダルの4年生工藤有生選手(世羅卒)が柱になってくると思います。
駒澤大学は、出雲駅伝では7位と他大学に遅れをとりましたが、全日本大学駅伝では4位と健闘しました。
駒澤大学といえば、箱根ファンにはお馴染みの闘将大八木弘明監督を忘れてはいけません。
頑張っている選手を監督車から「男だろ!!」と叱咤激励する大八木監督は一見怖い監督だと思われがちですが、実は選手思いの優しい監督です。
また大八木監督は、学生時代に勤労学生として、昼は川崎市役所で働き、夜は駒澤大学の夜間学部で勉強しながら、箱根駅伝を走ったという苦労人でもあります。
そんな大八木監督の教え子たちは簡単には諦めません。
厳しい戦いを強いられると思いますが、粘り強く戦って欲しいです。
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【まとめ】
今回は3位までを予想してみました。
しかし各校箱根駅伝に向けて強化を行っているので、実際どこが優勝するのかわかりません。
そして元日には実業団対抗男子駅伝(ニューイヤー駅伝)があり、青山学院大卒の山の神神野大地選手(現コニカミノルタ)、2017年箱根駅伝1区区間賞の服部弾馬選手(現トーエネック)など箱根駅伝を走った選手もたくさん出場します。
毎年毎年目が離せません!
もし、興味があったら見てください。
(記事:asgym1)
~データ及び引用記事~
・箱根駅伝公式Webサイト
http://www.hakone-ekiden.jp/index.php
・出雲駅伝公式サイト
http://www.izumo-ekiden.jp/
・全日本大学駅伝公式サイト
http://daigaku-ekiden.com/
・日本陸上競技連盟公式サイト
http://www.jaaf.or.jp/news/article/10898/?competition=806
・読売駅伝ONLINE 箱根駅伝2017
http://www.yomiuri.co.jp/hakone-ekiden/2017/record/kukan/01.html
以上より引用しました。
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