キャスカを無事に救出し、エリカ・リッケルトの元へ帰ってきたガッツ達。
リッケルトと話すあの姿は・・あのグリフィスだった!!アニメのこのシーンは原作上回る表現力とガッツの秘めた怒り!感動しました!
「てめぇが・・てめぇがその口で・・」
「変わらないな・・あの頃と一緒だ。口より先に剣がでる・・」
最高ですね。
アニメのこのシーン。妖艶で美しく中性的魅力を持ったグリフィスと対照的なガッツ。迫力ある不死のゾッドとガッツの戦い。息をつかせぬ攻防。
マジ見事です。ここのシーンは力入ってますね。
一方、リッケルトはガッツがグリフィスを憎む理由を知らないのです。
「話してよ!俺も貴の団の一員だろ?!」とガッツに迫ります。リッケルトに、グリフィスを憎む理由を全てを話すガッツ。
本当は信じたくないリッケルトですが、現実を見ればガッツの言う通りです。
そしてガッツは「復讐か?庇護か?」悩みます。
「大事なものは手放すな・・ゴドーの遺言だろ」そして、ガッツはキャスカを連れ旅にでるのです。
「今度は喪(うしな)わない」と・・
総累計2700万部いったダークファンタジーの代表作・三浦健太郎先生の描く「ベルセルク」コミック22巻~24巻までを一気読みしましょう。
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目次
「ベルセルク」コミック22巻~24巻、感想とあらすじ
(出典:Amazon Kindle22巻)
ミッドランドに集結!クシャーン軍隊と闇の「鷹の団」
ミッドランドは無法地帯と化していました。
王が死に残されたシャルロット王女は国を治めるには、幼すぎました。そこに侵略してきた「クシャーン軍隊」ミッドランドにはかつての華やかさなど何一つ残されていませんでした。
あるのはただ「死体のみ」でした。そこに国の存亡をかけた「バーキラカの軍隊」も加わり、バーキラカは
闇の「鷹の軍」か「クシャーン」か、勝利した方につくと様子を見ます。
闇の鷹の元に集う「使徒達」
・不死のゾッド ・月光の騎士ロクス ・火竜グルンベルト
「貴方に剣を授けます」と使徒達が一同に集結します。
まだまだこれから「使徒達」は増えていきます。
「御使いは闇の鷹なり。罪深き黒き羊達の主にして、盲目の白き羊達の王。世界に暗黒の時代を呼ぶ者なり」
魔女シールケは見ました。暗黒時代の幕開けを・・
セルピコ回想録 「炎と雪と」
明らかになる「セルピコとファルネーゼ」の関係とは?
聖都の下町に住むセルピコとやせ衰えた母。一欠けらのパンさえ買う事も苦しい生活です。
「背中が痛い・さすっておくれ」母の背中は骨が浮彫になり、まるで怪物の様でした。
昔の幻想か現実か解らない母のたわ言、
「貴方は貴族なのですよ。誇りを持ちなさい。このペンダントが証しです。肌身離さず持っていなさい。それがいつかあなたの身の証をたててくれるでしょう」
ある雪の日・・セルピコは行き倒れました。
「もう立てない・・・」
その時、馬車が止まり降りてきたのは、少女:ファルネーゼでした。
それがきっかけで、セルピコはファルネーゼの小間使いとして城で働く事になったのです。
ある日、お館様に呼び止められ「ペンダントを見せてくれ」と言われ、セルピコの母のいう通りでした。
「ただこの事を黙っていてくれれば、貴族の称号を与える」と言われ、セルピコは誓いました。
「ファルネーゼ様と異母兄妹」である事実を語るまいと。
父母の愛を知らず育ったファルネーゼは、精神が歪んでいました。
ある日、「異教徒狩り」といいファルネーゼは軍を率いて「療養所」が異教徒の巣窟だと、精神異常者達を
捕獲しました。
火あぶりの刑にすると張りつけにされています。
その中に!母が、セルピコの母がいたのです!
「おまえが火をつけろ!」ファルネーゼはセルピコに松明をよこしました。
仕方なく、セルピコは「自分の母」を焼いたのです。それは・・雪の舞う日でした。そうこんな雪の日に。
(出典:Amazon Kindle23巻)
「死ねない重圧」と重い剣を振るうガッツ
雪の中「刻印」の二人は?
「守る」と誓ったガッツでしたが、「死なない戦い」は知っているが「死ねない戦い」がこんなにも自分の剣を重くするものなのか、自分の死がキャスカの死になるからです。
ふと気を抜いた時、「亡者達」に身体を乗っ取られたガッツは、キャスカを殺しかけてしまうのです。
「こいつはグリフィスが残した傷口だから、この女はグリフィスを、渇望するための生贄だ。生贄なら殺してしまえばいい。ほら」
そんな思いがガッツの中に少しづつ広がっていくのです。
それからキャスカはガッツを警戒するようになり、二人の距離はどんどん遠くなっていくのです。
「あいつが笑ったのはいつだった?」ガッツはキャスカの腕を縄でしばり引きずる様に、なってしまうのです。
ガッツ、キャスカを犯し殺す?!
ある日、キャスカが縄を抜け、盗賊達の中に!ガッツはキャスカの後を追います。
そこで目にしたものは、キャスカが全裸で盗賊達を刺殺した後でした。
キャスカはガッツにも剣を向け向かってきます。
抑え込んだガッツでしたが、全裸のキャスカを見て、ガッツは思わず交わろうとするのですが、我を忘れキャスカを傷つけ、殺してしまう寸前でした。
キャスカとの距離は、以前にましてもっと遠いものになってしまいます。
荒野での再会・ガッツと仲間達
アルビオン以来の再会。「イシドロ・ファルネーゼ・セルピコ」
偶然にも疲労しきったガッツの前に「断罪の塔」で会った「イシドロ」と食料を取り戻そうとするセルピコ、遅れてファルネーゼが現れます。
あんな絶望的な中、力強くガッツの言葉が響いたファルネーゼは
「旅の御供にお加え下さい。私を導いてください」とガッツの前に膝真づき、髪をおとします。
イシドロはガッツから剣を学びたいという、「勝手にしな。導くなんてできないがな」とすんなり仲間にします。
ファルネーゼの苦悩とガッツの心痛とは?
いつも守れてばかりいたファルネーゼが「自分以外の誰かを守る事」は、自分の無力さを思い知らされる事だらけです。
「料理・洗濯」普通できる事が何一つできない自分に情けなさを感じます。
一方、ガッツは心身ともに疲れきっていました。「誰かにすがる」程・・・
キャスカ=グリフィスの残した傷に押しつぶされる寸前だったのです。
グリフィスは?
ミッドランドで「クシャーン軍隊」との戦いにくれる毎日でした。
グリフィスの「カリスマ性」に戦争避難民達が集合し、そして魔の「鷹の団」を結集しつつありました。
「魔と人間との共存」・・新たな「鷹の団」とは、そんなおとぎ話をひっくり返した様な「魔との饗宴」でした。
何故ここで「ミッドランド」なのか?シャルロットを手にすればミッドランドを手に入れる事が出来るからでした。
グリフィスが動くと「世の中がひっくり返る」=「魔の色が色濃くなってきました」その分、ガッツ達の「夜の戦い」も激戦となっていくのです。
森の中での「獣鬼(トロール)」と魔女「シールケ」の出会い。
日常のどこにも「魔」が往来する人界・それがグリフィス生誕で口が大きく開いたのです。
森の中で野宿をしようとしていたガッツ達。
キャスカとファルネーゼが「獣鬼(トロール)」に連れ去られてしまいそうになります。
ガッツとセルピコは間に合わず、イシドロが女性達を助ける為に、剣を抜きますが、歯がたちません。
それを見ていた者がいました。「魔女:シールケ」でした。
ひょんな事から「シールケ」に助けられたキャスカとファルネーゼでした。
「イーノック村」のモーガンという老人と出会います。
モーガン老人が言うには、
「村に獣鬼が突然、暗い森から現れて村を襲い、村人を殺していくだけなく、女・子供を連れ去っていく」伝説には・・
以前世話になった「魔女」に頼みにきた、というのです。
(出典:Amazon Kindle24巻)
霊樹の館とは?
森の中を彷徨ううちに、ガッツ達は「刻印」のおかげで魔女の結界中にはいる事ができました。
目の前に広がる「館」の空気にパックは懐かしさを感じました。
「魔女シールケ」は驚き、ゴーレム:泥人形をけしかけます。
「刻印」の事情を知っている「お師匠様」は「やめなさい」とテレパシーでシールケに伝えます。
家の中に入ると一人の老婆が椅子に座っています。
「あの50年前の坊やですね。」彼女はフローラと言いました。
「そして刻印の二人、よくここまで来られました。歓迎致します」モーガンはフローラに村の事を話しました。
「私にはその力は残っていません。その代わり、シールケ力を貸してあげなさい」と言います。
そしてガッツ達に「この子に力を貸してあげて下さい。その代わり一晩、宿をお貸しします。安心して。悪霊達がここには、入ってこられません」と商談成立します。
ノーイック村に向かう準備とは?
悪霊を呼び寄せない為にガッツ・キャスカの刻印にシールケは、護符を施します。
セルピコには「風の妖精」の宿るフードと剣を。
イシドロには「サラマンダーの剣」
女性二人には「銀の帷子」を。
ガッツには・・「戦場には戦い慣れているのがいい」といつもの大剣です。
モーガン老人と一緒にノーイック村に向かう一向でした。
それを見送る影がありました。骸骨の騎士です。
フローラと骸骨の騎士は昔からの知り合いでした。
「古き友よ。まだあなたに人としての心が残っていると信じたいわ」
骸骨の騎士にお茶を出しながら、語るフローラでした。
そして「トロール戦」で魔術の威力を改めて知る事になる一同です。
シールケは村を救う事ができるのでしょうか?・・
「ベルセルク」コミック22巻~24巻の感想。
「運命の出会い」これがテーマの22巻~24巻です。
受肉したグリフィスとの出会い・魔女シールケとの出会い、アニメの「ガッツとグリフィスの出会い」は本当にコミック顔負けの「綺麗な描写」でここはアニメの見どころです。
不死のゾッドとの戦いのシーンも迫力が凄い!
ここのシーンは息をもつかせぬ展開で、上手く表現しています。
「Netflix」でこのシーンは皆様に是非、見て頂きたいシーンです。
魔女シールケも登場です。これからシールケの出番も多くなってきます。
新たな「鷹の団」には「戦魔兵」という「使徒もどき」の部隊もありますのでシールケの存在は大きなものになっていきます。
グリフィス率いる新たな「鷹の団」の規模はこれから予想を上回る程に大きくなっていきます。
こうご期待を・・
(記事:kerorin)
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