キャスカの危機を知らされたガッツは「断罪の塔」へと急ぐ。
「娼婦達」のテントに匿われていたキャスカ。
「蝕が再び行われる。お前は選択をしなければならない。助けるか・戦うかだ」と骸骨の騎士に言われたガッツ。
「あれが・・再び・・」とガッツは走る、キャスカの元へと。
三浦健太郎先生の描くダーク・ファンタジー「ベルセルク」あの狂信者「モズクス」とその使徒達。
「断罪の塔」に住み着く「異形の卵」謎多き聖地。残酷な異教徒狩り、無残に殺される親子。たくさんの死が集結する地。
ガッツは無事にキャスカを助けられるのか?!
目次
「ベルセルク」コミック19巻~21巻、感想とあらすじ
アニメでは、ガッツがものすごい音を立てて登場しますが、あの音は耳障りな気がします。
生誕祭
娼婦キャスカ!?そして生け贄・・・?
キャスカが匿われていた「娼婦のテント」にも、異教徒狩りの手が伸びるのでした。
娼婦のぺぺが捕まり、ルカ姉はペペを庇い「異教徒狩り」に捕まる所を偶然にも、ガッツが、助ける。
「娼婦のテント」ではキャスカは「エレーン」と呼ばれていました。
そんな時、梅毒に侵され「助けられる、情けない自分」が嫌になったニーナがキャスカ=エレーンを連れ「異教徒の集まる=サバト」に捕まり、キャスカの胸の刻印をみた男達は「魔女様だ!これで助かる」とサバトの中へとニーナも連れて行かれてしまう。
それを知らないルカ姉とガッツは消えた「ニーナとエレーン(キャスカ)」の後を追います。
ニーナは「生贄」に、キャスカは「魔女殿」として雄山羊の仮面をかぶった男と交わり家族を成すのだという、その時にファルネーゼ率いる「聖鉄鎖団」が異教徒狩りと乗り込んで、サバトは大混乱状態になります。
それを一部始終見ていた謎の影。
※アニメではこの「卵」の目が鮮明に描かれています(感動です)。
連れてこられた岩屋の中に「亡者ども」の気配が?!
サバトで集まった異教徒達は、身体を乗っ取られてしまいます。
そこへファルネーゼ率いる「聖鉄鎖団」が入交り、「亡者」になった異教徒達が、ファルネーゼ達に襲いかかる!!急いで逃げる雄山羊。
逃げる近道があり、そこからと思っていたら胸に一刺し。
「使徒もどき」に変わります。
そして颯爽とキャスカを守る為、現れたガッツに雄山羊の「化け物もどき」が襲いかかります。
先にイシドロにキャスカとニーナを逃がすガッツでしたが、キャスカとニーナは「アルビオン」に連行されてしまいます。
そこには狂信者「モズグス」がいて、先にニーナを拷問にかけるという・・・。
ニーナは異教徒は自分ではなくエレーン=キャスカだと嘘をつき、キャスカは拷問にあう寸前、キャスカを守る様に「異形の赤ん坊」が現れ、そこに「亡者達」も集まる。
キャスカがパックに手を伸ばそうとしますが、亡者達に飲まれてしまいます。
塔の中は「亡者達」の住処と化してしまいます。
そしてセルピコに待ち伏せされたガッツは、セルピコを巻きやっと塔の中に入る事ができました。
パックの話を聞くと、キャスカは取り込まれたけど、身体は溶けずに一番大きい塊の中にいると・・・。
そのころモズグス達の所にも「亡者達」の群れが溢れかえり、また謎の卵がモズクスに一刺し使徒達も、「魔物」に変わっていました。
聖地に住む住人達も塔に向かって逃げてきたのです。
塔の中は「亡者達」と人間達でごった返しています。
天使もどきのモズクス達決行!!
「キャスカの火あぶり」
キャスカは気を失ったまま「モズグス」の腕の中にありました。
ガッツはもう目の前です。
「この娘が現況です。火あぶりに」とガッツに使徒達が向かってきます。
謎の卵・・こいつは一体?!骸骨の騎士が後を追います。まるで大きくなった「ベヘリット」です。
骸骨の騎士の前で卵は話だしますが、骸骨の騎士は卵を斬りました。
致命傷を負った卵は、キャスカを守った「異形の赤ん坊」を見つけこちらも瀕死の状態でした。
「ゆっくり休め」と赤ん坊を飲み込みます。
ガッツ二者選択の時!!
「時は満ちた」塔は崩れます。
一瞬気を失ていたガッツがみたものは、避難民のテントが燃え、「刻印」の形になっている街の光景でした。
そして「亡者達」が一斉に集結し形を作っています。
それは、あの日ガッツがみた「ゴッド・ハンド」の姿に酷似していました。
「そういう事か!」そこでガッツは骸骨の騎士の言葉を思い出しました。
「闘うか・救うか、どちらかをえらばねばならぬ」と。
キャスカの足元には、火がつけられそうになっています。
片方は「ゴッド・ハンドもどき」ガッツはキャスカを選びます。
モズグスの使徒達がガッツを襲います。「目の前・あと一歩なのに」とカッツは必死です。
神!!千手砲(ゴッド・センジュカノン)これは・・頂けないシーンでした(自分的に)
「そ~ゆ漫画じゃないでしょ?!(汗)」まぁ~相手は神ですから・・神。
とにかくガッツは「使徒もどきのモズグス」を殺し、キャスカはイシドロに助けられ「あの日」とは、違う展開になりました。
しかし「刻印」に卵・・亡者集結!!
グリフィス受胎・不死のゾッド登場。
塔のてっぺんにいたガッツ・イシドロ・ファルネーゼ達は襲いかかる「亡者もどき」を火で消す作戦です。
ファルネーゼは松明を手にして「神よ」と祈り始めました。
「祈るな!!祈ってたら手がふさがる!てめぇが手に握っているのはなんだ!」とガッツはファルネーゼを怒鳴ります。
塔がバケモノで埋まる!そしてガッツ・キャスカの刻印に激痛が走ります「これは?!」ガッツは見ました・「あの日」の様な「ゴッド・ハンド」が登場した場面を。
酷似はしているが、同じではない・・ではグリフィスは?!
あの卵と赤ん坊が融合した時に、ガッツが見た影!!それは「グリフィスの受胎」人間の姿で、この世に戻ってきたのです!!
妖艶なグリフィスの姿に、目を見張る一同。
朝日です。亡者達一同、消え去りました。ガッツはキャスカを助ける事ができました。
「これで・・」と思ったら「バーキラカ一族」が「鷹の誕生を見にきた」と攻撃してきます。
バーキラカ(ガッツと格闘大会であったターバン野郎です)ガッツ達は、そこに生き残った者達全員、息を止めて目をみはりました。
朝日の中に、あまりにも妖艶で、美しい美少年が、不死のゾッドを膝まづかせているのです。
そうです。グリフィスが(謎の卵と瀕死の赤ん坊の融合)で人の姿で受胎したのです。
バーキラカは「鷹」を手に入れ、自国を強固なものにしたかったのです。
今度は「クシャーンの軍隊」までもが、攻撃してきます。
グリフィスを見たものは確信しました「人ならざる者」だと。
ガッツとキャスカは、二つの軍隊の間をぬうように馬に乗って去っていきました。
その日から、世界の形が崩れ始めました・・
「ベルセルク」19巻~21巻の感想
「グリフィス人としての誕生」の巻です。
この巻は「神」がでてきて、三浦先生らしくないストーリーだと感じました。
少し遊びすぎてないかと疑ってしまいます。
「グリフィス」=卵&ガッツとキャスカの子供であるならば、人型のグリフィスはガッツ・キャスカの子供という事になります。
そこらへんを考えると複雑です。
ガッツは「自分の子供」を斬らねばならない定めにあるという事ですから。
アニメでもこのシーンはグリフィスが以前より「妖艶で中性的魅力」が溢れていました。
アニメのグリフィスいいです。
でも「ゴッド・ハンド」に転生した時の「フェムト」ではダメだったのでしょうか。
- 何故、人に受胎したのか?
- 力的に「フェムト」の方が数倍強い気がする。
- いわば、自分の子供である「新生・グリフィス」をガッツは殺せるのか?
「グリフィス受胎」は良いですが、その他はこの筋書きは・・頂けないです。
本当に「あの三浦健太郎先生が考えて描いたのか?」という疑問にぶつかります。
まぁ~色々ありますが、この辺から「RPG」っぽくなってきます。
それがいいんだというファンの方もいらしゃるので(自分的な・個人的な意見と受け流して下さい)
では・・この次は「クシャーン」「バーキラカ」も絡んでの話ですね。
そしてフェルネーゼとセルピコさん・・二人がどうしてガッツと手を組んだのか・・
では・・またお会いしましょう。
(記事:kerorin)
(出典画像は全て:AmazonKindleより)