小学生の母をしている私は、年度末が近づいてくると既に憂鬱です。
なぜなら、もうすぐ恐怖のPTA役員選出会議があるからです(-_-;)
娘たちが通っていた幼稚園は専業母も多く、役員が一切おらず行事の準備はすべて幼稚園側にお任せでした。
時々ある行事のお手伝いも募集して、応募者多数の場合はくじ引き、お手伝いは当日のみという幸せな環境にいたため、私は知らなかったのです。
専業母がこれほど兼業母から嫌われる存在だとは・・・。
いやはや驚きの連続でした(゜o゜)
しかし、それにもめげずに1年間のPTA役員の任期を全うしましたが、終わったあとに残ったものは無力感だけです。
そこで、私が一番無駄と感じた専業母と兼業母のバトルを、なくすためにはどうしたらよいのか?また、みんなが嫌がるPTA活動をどのように変えていったらよいか?
専業母と兼業母がお互いを理解しその立場を尊重するために必要だと思ったことを私の実体験からまとめてみました。
少しでも全国の小学校のPTA役員様のお役に立てれば幸いです(^^)/
※(今回の記事は2人の子を持つ管理人の姪の銀子が担当します。大丈夫かな?^^;)
目次
PTA活動での問題点を小学生をもつ専業主婦の視点で切る!
どうしてPTA活動をすると専業母と兼業母は仕事を押し付け合うだけでなく、いがみ合うのでしょう。
お互いの時間の都合が合わないという問題もありますが、それ以上に最初からお互いを偏見の目で見ていることが原因ではないでしょうか。
1、偏見
【専業母VS兼業母!?】
まずはこの偏見というか決め付けをなくし、お互いの人となりをよく知ろうという努力が必要です。
私、専業母から兼業主婦に言いたいのは
- 「私たちをバカにしていませんか?」
- 「無能で怠け者と決め付けてはいませんか?」
ということです。
初めからこちらをバカにしてくる相手では、ことらとしても対処のしようがありません。
兼業母から専業母へのご意見は聞こえよがしの嫌味としてたくさん頂戴いたしました。
- 「責任を持って仕事をしない」
- 「ダラダラと余計なおしゃべりが多く、いつまでも論点を整理できない」
- 「すぐ感情的になって極論を持ち出す」
そうなのでしょうか?
私は独身時代に10年ほど働きましたが、どんなに長いキャリアがある人でも、男女問わずこういう人物はある一定の割合で存在しましたよ?
私が知らないだけで専業母にはこういった傾向があるのでしょうか?
なにはともあれ、専業母であろうと兼業母であろうと同じ学校に子供を通わせる母同士、これから一緒に活動していく仲間として助け合いましょうよ・・・(-_-;)
2、PTA活動の魅力って?
【そもそもPTA活動が嫌われる理由】
そもそもPTA役員の仕事を押し付けあうようになってしまったのは、やはり
「活動に魅力がない」
ことが大きな原因でしょう。
無駄な仕事が多い、恐ろしく効率が悪い、苦情はくるし感謝はされない・・・など
確かにPTA活動の魅力を探せという方が難しいです(-_-;)
やりたい人がいないから、仕方なく押し付けられた人がいやいや活動を行い、その腹いせにまだやっていない人を炙り出しては「やらない人はズルイ」とつるし上げにしているのです。
そして、忙しく働く人の事情や、小さな子供の子育て中だとか、介護、健康状態などの個人的事情は一切配慮してもらえません。
「私だって無理を押してなんとかやったのだから、あなたもやりなさい!」と異常ともいえる集団の圧力がかかります。
そして、ここまで時間、体力、精神力を使っても報酬はなし。
これではPTAの仕事が罰ゲームになるのも無理はありません。
3、対策はあるのか?
専業母と兼業母との間でのバトルを生み出し、事情のある人までも活動の参加を強要し、人間関係を陰湿なものに変えてしまう恐怖のPTA活動ですが、いったいどうしたらもっと魅力のある集団になることができるのでしょうか?
【PTA活動を魅力的にするには】
誰もが気軽に少しずつでも参加できるようにする
PTA役員の長のつく役になったら、連日の会議に出席し、苦情を受け付け、文章を起案し、配布の手続きもする。
こんなに一人が背負ったらメンタルがやられてしまいます。
1,「ここの負担を分担する」
ひとりひとりの負担を減らし、誰でも簡単に余裕のある時に少しずつ得意な労力を提供できるようなシステムであれば、PTA活動に参加してもいいと思う人が増えるでしょう。
2,「協力していない人を見つけ出してつるし上げる労力を広報活動に向ける」
そんな魔女狩りのようなことに使う労力があったら、PTA活動に必要な人材を募集し、活動の成功例を広く伝えましょう。
役員としてがっつりと活動できなくても、自分の得意な労力を提供するとか、数時間だけのお手伝いならできるという人もいることでしょう。
- 文章の起案の得意な人力を貸してください!
- ○日○時~○時まで行事の手伝いをしてくれる人募集!
- 通学路の安全を確認してくれる人いませんか?
と募集したらそういった人たちもお手伝いしてくれるのではないでしょうか?
また、その結果、行事が大成功だった、通学路の危険箇所を発見し、市町村役場に訴えたところすぐに対応してもらえたなどと上手くいったことを宣伝できれば、私もやろうかなという人も増えていくことでしょう(^^)/
結論
いかがでしたか?
そんな簡単に解決する問題ではないかもしれませんが、少しずつでもみんなから愛されるようなPTAに変わっていけるといいですよね。
専業母と兼業母手を取り合うために必要なことはたった1つ
そして、永遠の課題ではないかと思われる専業母と兼業母のバトルです。
本来、同じ学校に子供を通わせる仲間なのに、いがみ合っているのは悲しいですよね。
そして、お互いが手を取りあうために必要なのは
お互いを尊重しあうこと
それが大事なのではないでしょうか?
昔とは違って女性が結婚後も社会で活躍することを応援してくれています。
しかし現実的に子供の急病や学校行事への参加など、職場の理解がないと仕事を続けることは難しいことでしょう。
また、夫や子供にとってのおじいちゃんおばあちゃん、家族の理解を得ることも大変です。
その中で家事や子育てもこなしながら働くお母さんたちを私は尊敬しています。
そして、私は結婚した時に夫から「仕事で今よりもステップアップしたい」と言われました。
そこで私は仕事を辞め、夫を支え、家事も育児も一人でこなしてきました。
特に子供が小さかった時は本当に大変で、よく頑張ったなあと思います。
その甲斐もあったのか、夫は日本で一番難しいといわれる試験に無事合格することができ、念願の仕事に就くことができました。
私の協力あっての成功だったと勝手に思っています(^^♪
専業母も兼業母も人と協力しいろいろなことを効率よく進めていく能力がないとできないはずです。
どちらも頑張っていますし、とても優秀なのです。
お互いに相手の能力を尊重し、力を合わせればきっと今よりもよりよいPTAが出来上がるはずです。
力を合わせて頑張っていきましょうよ(^^)/
※(==この記事は姪っ子が書きました==)
総まとめ
ここからは、管理人の私が追記しました(^_^;
いや~、姪の魂の叫びが聞こえてきそうな記事でした。
私には子供がいないので、PTAだとかまったく感心がなかったのですがこうして読んでいると・・・
いやぁ~、大変そうだなぁ・・・というのがヒシヒシと伝わってきました。
この記事は夫達にも読んでもらった方がいいかもしれませんね。
もし、自分に役員などの矛先が向いたら緊急入院します(笑)
世のお母さん達はほんと、旦那さん達が思っている以上に大変なんだなと思います。
ましてや、女性ばかりが集まるわけですよね・・・。
これは、まとまるモノもまとまりにくくなるんでしょうねぇ・・・(^_^;
さて、彼女は専業母と兼業母が手を取り合うために必要なことはたった1つだ!それは・・・
『お互いが尊重しあうこと』といいました。
言葉にすると非常に簡単です・・・。が
実はこれが出来たら、紛争やテロや戦争は人類の歴史からすでに無くなっているはずです。
しかしながら人類の長~~~い歴史上で争い事がなかった時代は、ほとんどありません。
それはお互いがお互いを尊重しあうことが、いかに難しいのかを物語っています。
「・・・しあう」から⇒「・・・する」へ
そこで、提案ですが尊重しあうのではなく、一人で勝手に尊重しっぱなしでいればどうでしょう。
相手は関係ありません、自分が勝手に楽しくどんな人に対しても一方的に「尊重しっぱなし」でいいんです。
なのでそこに見返りは求めませんし発生もしません、自分が勝手に尊重してるだけですから。
決して相手に何かを求めないでいること。
”私はこんなにも相手を尊重し思いやってるのに!それに比べあの人の態度は一体何よ!!”
往々にしてこういった感情がわく事があります、こうなっては本末転倒で相手に求めるからです。
他人は関係ありません、自分の問題として一人淡々とやればいいんです。
淡々と自分に回ってきた事を丁寧に大事に楽しく(喜びを見いだす)こなしていく。
ただそれだけでいいんです。
もしかしたら、そんなあなたを見て「手伝うわ」と寄ってくる人がいるかもしれないし、こないかもしれませんがそんなことはどうでもいいんです。
他人をどうこうしようなんてこれっぽっちも思わない事。(そもそも他人を変えるのは不可能)
自分が楽しくこなせていたら、それでいい。
もう少し解りやすい具体例を出して説明してみたいと思います。
鍋洗いの見習い新人コック
昔あるコック見習いの新人が洗い場へ回されました。
昔は下働きが数年にも及びます、毎日毎日鍋洗いばかりです。
当時の鍋は銅製で外側がとくに焦げなどがこびり付いていて、それを磨くのは結構な重労働でした。
それが嫌でやめていく新人はかなりいます。
昔はどんな職業も盗んで学ぶのが通例で、新人コックは得に味を盗む事から始まるのですが、先輩コック達は鍋の中に石けん水や塩をまぜて渡すので盗んで学ぼうにも学べない。
ある日彼は、ならば「鍋洗いを徹底的にやってやろう!」と奮起し、何十個とある銅製の鍋を来る日も来る日もお昼休みも返上し磨き上げました。
徐々に洗い場には綺麗な銅製の鍋が増えていきました。
そんなある日、石鹸とか入っていないソースがベットリついた鍋が回ってきました。
先輩が彼の努力と資質を認めた瞬間だったわけです。
彼はソースを舌で確認し、味を分析し何百とあるソースのレシピをメモしまとめ上げていきました。
彼はめきめきと腕を上げそののち名だたるシェフとして活躍する事になります。
彼こそは帝国ホテルの総料理長を長きに務めあげた”村上信夫”さんです。
村上さんは普通は皆が嫌がる事をトコトン自らやり抜いた。
レシピが盗めないのならと、得に見返りを求めていたわけでもなく淡々と磨いていただけ。
これを「徳積み」といいます。
直接的に見返りも何もないことですが、着実に目に見えない巡り合わせが将来にわたって帰ってくる法則なんですね。
コックに限らずPTAだろうが、どんな事でも「徳」は行動した者へと巡り巡って帰ってくるんですね。
結果尊重しあう間柄が増えていくんだと思います。
PTAの色んな役割をしたくない人はしなくていいし、やりたい人はどんどんやれば徳が積めていつかいい事が巡ってくるかも知れませんよというお話しでした^^
徳積みはこれ見よがしにやって得意顔になると逆効果です、人知れずひっそりとやるから徳積みなんです^^;
でも、天は見ています。
以上です、ありがとうございました^^