介護 看取り看護
あなたは、どこでどのように最期を迎えたいですか?

私の母は、急変の知らせを受けて駆けつけた父と私に見守られながら、介護施設で静かに眠りにつきました。

事前に、医師と介護施設の生活相談員から看取り看護の為の説明を受け同意書に署名していたからです。

しかし介護の問題は高齢化社会となった今の日本に置いて、親を持つほとんどの人達は様々な問題や困難やトラブルなど超えなければならない壁がたくさんあります。

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今回はkeirizukiさんの経験を元に、何かのお役に立てたらと言うことで記事にしていただきました。

少しでもお役に立てていただけたら幸いです。

 

 

看取り看護の現状と課題、初めての人へ体験者からのアドバイス

 

界を感じた時が選択の時

私の母は、脳腫瘍が原因で認知症が少しずつ進み、その後、父が居眠りしている間にお風呂に入ろうとして熱湯の中に落ち火傷をしたことが原因で介護度があがっていきました。

火傷した頃は要介護2でした。

 

 家の中では手摺りをつたいながらなら、なんとか1人で移動することができました。

食事は、誰かが側についていなければいけない状態で、1人で食べると一気に口に入れすぎてむせてしまうことがあり、
救急車を呼んだこともありました。

 

家族だけでの介護に限界を感じたのはその頃でした。

 

 

「介護度に応じたケア」

できることなら、介護施設や病院ではなく家で家族が(私が)世話をしてあげたい…。

誰しも思うことですよね。

でも、家族や自分ひとりで介護するにはどうしても限界があります。 

 

我が家の場合は、私も弟達も正社員で仕事をしていたので、休日は弟達が入浴の介助をしたり、私も母用の食事を作ったりはしていましたが・・・

 

次第に増えていく身の回りの世話に、昼夜問わず一番母のそばで介護していた父がイライラするようになってきました。

そこで、

家族で話し合いをし、母は介護施設に入所することになりました。

 

施設に入ってからケアマネージャーから聞いたのですが、男性が介護をすると仕事のようになってしまうそうです。

私の父もそうでした。

 

 母に手をあげてしまったこともありました。

ご主人が奥さんの介護を…息子さんが親の介護を…そんな方は特に

 

《頑張りすぎない》

 

ことだと思います。

確かに耳慣れた安っぽい言葉に聞こえるでしょうが、この本当の意味が分かる時が誰にもくる可能性があるのです。

 

「いよいよという日は誰にも平等に来る」

施設に入所して始めの頃はとろみ食を食べていましたが、だんだん上手に飲み込むことができなくなりました。

その後は、徐々に身体が弱くなって、年に何度か施設に隣接する病院に入院するようになり、酸素吸入をずっとしていな
ければいけない状態になりました。

 

痰がよく絡むので、吸引も一日に何度もしてもらうようになりました。

それから半年たった頃、施設の方から

「医師が、母の身体が弱っていることについて家族に話がある」と声がかかりました。

私は有給をとって、父と一緒に施設に隣接する病院に行きました。

 

命措置についての判断基準

介護 看取り看護

医師からの話では、母はいろんな臓器が弱っていて、3ヶ月という余命宣告を受けました。 

私達家族は延命措置を望まないことを話しました。

 それについて、医師から一つ念入りに確認されたことがありました。

「延命措置をしないことは、親戚との間で問題はありませんか?」

後になって、親戚から「なぜ延命措置をうけなかったのか?」と家族が責められたりすることがあるからだそうです。

「私達家族は親戚と普段からよく連絡をとっているので、それについては大丈夫です」と答えました。

「そういうことなら問題ないですね」と医師も安心してくれ、看取り看護にむけての同意書に署名をしました。

 

 

「周りの理解と協力」

介護度が進むとケアマネージャーや看護師・医師と話をする機会が増えてきます。

 

介護 看取り看護
私の場合はこの時、母の状態をうまく上司に伝えることができていなくて「なんでそんなことぐらいで休むの?」と、きつい口調で言われたことがあります。

 

 仕事をしている人は、職場の同僚や上司にも理解してもらえるよう、看取り看護にむけて、今の状況や今後について理解してもらえる環境を作っておくことはとても大事なことだと思います。

 

「看取りの種類、理想と現実」

看取りの場所には3通りあります。

 

  • 自宅での看取り
  • 介護施設での看取り
  • 病院での看取り

現状はどうなのでしょうか? 調べてみると、自宅での看取りは1割強だそうです。

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私の母は《介護施設での看取り》でしたが、父は《自宅での看取り》を希望していました。 

私は父の希望する《自宅での看取り》の為に、家も実家近くに引っ越しました。

残念ながら、心筋梗塞で急な最期だった為に、父の看取りはかないませんでした・・・。

 

  でも、亡くなる前日に父の誘いで二人で外食にでかけ、美味しく食べたり話したりできてよかったという気持ちもあり、後悔が少なくすんでいます。

 

 

「後悔しないために」

介護や自宅での看取りというと大変だったり、どうしたらできるんだろう?という不安や疑問はたくさんあると思います。

介護 看取り看護

でも、今は介護保険という制度があり、訪問看護や訪問診療も充実してきています。

ケアマネージャーや訪問看護をしている病院のスタッフに何でも話して、家族や親戚・同僚に、時には上司にも頼るようにしましょう。

 

後悔のないようにご自分やご家族の看取りはとにかく、自分ひとりで頑張りすぎないことです。

 

 

最後に(まとめ)

最期に

【こんなことをしたから悔いのない 、母にしてあげることができてよかった】ということがありましたので、
そのことでこのお話は締めくくりますね。

 

母が息をひきとる3週間前のことです。

 その日は母の日で、母の70歳の誕生日でもありました。

70歳といえば古希というひとつの節目にもなるので、施設の母の個室に弟達や甥も集まり、母の目線に入る場所にカーネーションを飾り、ベッドの母を囲み「おめでとう」と声をかけ、家族みんなで記念写真を撮りました。

なにかしらの記念日や家族でほのぼのと過ごせる時間作りも是非工夫してみて下さい。

きっと後になって、いい思い出として振りかえることができたり、後悔の残らない“看取り”になると思います。

 

 

「管理人から」

keirizukiさんの記事はいかがでしたでしょうか?

死は平等に誰にもいつかはやってきます、つまり看取ったり看取られたりしなければならない時がいつかは来るということです。

 

その時に頑張りすぎて、鬱になったり燃え尽きたり自分の生活が破綻したりしないための制度などがあるわけです。

上手に周りの協力と理解を得て、亡くなられる人にとっても見送る人にとっても負担の少ない生き方ができたらいいなと思いました。

管理人の母も今はまだ食事も自分で出来ますが、かなり体が弱ってきています。

そう遠くない未来、看取りが現実となるでしょう。

 

今回のkeirizukiさんのお話しとアドバイスを参考にさせていただきます。

 

 


補足(延命措置について)

keirizukiさんへ延命措置について「する・しない」の違いはどういうものか?

具体的にはどういった違いがあるのか?伺いました。

 

答え

延命措置について

 

  • 人工呼吸器 
  • 心配蘇生
  • 栄養補給

輸液を身体に入れて最低限の栄養や水分を摂っていける状態にしていること、この3つがポイントになると思います。

 

介護については私の母の時に、介護施設からは看取り介護の同意書にサインするときに、看取り介護は介護保健の計算が変わってくることから、同意書に早くサインしておくことが必要だと聞きました。

 

《人工呼吸器についてはこんな話があります》

私は、病院でホスピスボランティアにも何度かさせて頂いているのですが・・・

そのボランティアの講習を受ける前に、病棟のソーシャルワーカーさんから勧められて読んだ本があるのですが、その本には、ひと昔前ではあるものの延命措置で人工呼吸器を入れることのむごさや、是非について著者である医師の視点から書かれていました。

 

読み始めの頃は、こんなことがおこっていたのか?と、思わず本を閉じていったん休憩したこともあったぐらいです。

 

 

《介護保険の看取り加算について》

看取り介護とは、医学的所見において回復の見込みがないと、主治医が判断したときから始まります。

しかし、看取り期に入ったからといって、すぐに息を引き取るとは限りません。

その高齢者の命の続く限り、看取り期は続くということを、理解しておくことが重要となります。

 

そのため、看取り介護が介入と同時に看取り介護加算が取得できるわけではなく、看取り加算を取得するためには、日数が設けられています。

看取り加算が取得できる日数は、死亡日から換算して4日以上30日以下となります。

特に、長期的に看取り期がある高齢者などにおいては、看取り加算を計算するときには注意が必要となります。

 

つまり、医療では、延命措置という治療をするかどうか?ということ、介護保健については計算が変わってくる という違いがあるわけです。

 

 

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