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海

海は色んな表情をもっています、2次元の世界で表現するには一見難しそうに見えますが実はそうでもありません。

それなりのテクニックが必用ですが、それは自然現象の特長とパターンが解っていれば誰にでも表現することができます。

 

しっかりテクニックとコツを掴んで自分のモノにして帰ってください!

 

ではいってみましょう。

 

 

漫画の描き方、背景 「海と水が簡単に描ける5つのコツ」

上の海の写真のようなのを描くとすると、べたっとグラデかトーンを張ってホワイトで波をチョイチョイと入れたら終わりでしょう。

 

凪いでる海ならそれでもいいでしょうが、もう少し動きや迫力が欲しい場合はやはりある程度は描き込みが必用です。

※(使用ソフトはクリスタEXです)

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一般的なの表現

まずは筆ブラシかペンで波の影を付けていきます。アングルの角度によって波の影の大きさも変わってきます。

横から見た状態と俯瞰した場合では波の形は当然違いますから、角度による描き方を意識して下さい。

海

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この図はかなり横から見た状態です。

 

海

私は自然物を描く場合ほとんど下描きはしません、いつもいきなりペン入れしていきます。

なぜなら、どうせ下描き通りに描けないからです。

 

それが楽しいんです。

 

ある程度入れたら、「60線の線」を張ります。「網」でもかまいません好きな方で。

トーン削りブラシやペンツールを透明色にして削っていきます。

アナログでも要領は同じです。コツはあまり角度を付けすぎないこと、角度は水平に対してほんの少し傾けてください。

すると下の図のような感じで削れていくと思います。▼

何となくニュアンスは伝わったでしょうか?

 

 

 

ホワイトで少し光の反射を入れます。一応これで完成です。

 

完成

もう少しヨットや雲を付け足して、背景らしくしてみましょう。▼

海

雲のトーンを適当に合わせて完成です。

 

雲の表情も色々あるので、その場の雰囲気に合わせて選びましょう。

(モアレっぽく見えますが、印刷では綺麗に見えます。)

海

漫画らしい海の完成です。

 

波を描く

基本は同じです。

まずは一番濃い波の影部分を描き込んでいきます。

海

あらかじめイメージを決めておけば描きやすいでしょう。

 

海

すでにこれだけで、波の雰囲気は出ていると思います。

 

ある程度入れたら、トーンをかぶせて削ります。

海

白波部分はトーン削りを使いますが、きめ細かさなどを調整し粗めに削りましょう。

ツール

 

海

トーンを重ね張りしますが、クリスタなどではドットの位置がデフォルトでは同じなのでレイヤープロパティからスライダーでズラします。

「網の位置」X、Yのスライダーを今回はX:14にしました。

海

 

完成

 

海

あとは先に描いたヨットを乗せて、ホワイトで波しぶきを描き足せば完成です。

 

 

瞰の海を描く

筏

筏で漂流しているシーンを描いてみましょう。

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筏

波には大きなうねりがあり、その中に小さな波の集合があるという感じです。

まずはザッと大きなうねりを意識してトーンを張ります。

 

筏と海

さらにトーンを重ね張りして、中くらいの波を削っていきます。

 

さらに小さな波を削っていきます、この時ホワイトではなく削ることで海の深みが出てきます。

今回はベタは使用していませんが、その時のキャラの心境や話の展開に合わせて描いてください。

 

筏と海

サメなどの魚影を入れたりしてもよかったですね。

 

筏と海

さらにトーンを重ね張りして、海の深みを出します。

海は太陽光の照り返しが実は非常に強いので、大胆且つ繊細に照り返しのホワイトを入れていきます。

 

完成

筏と海

照り返しのホワイトが何層にも重ねたトーンの一番上なので、反射光の効果が出てコントラストが効き海らしさが表現できました。

 

 

基本が解ればどんな海も描ける!

前にも言いましたが、自然物って無秩序で不規則でランダムで複雑で同じモノが2つとない世界で・・・って考えちゃうとなんだかとても難しくて描けそうになくなるんですが。

 

全体の雰囲気を掴めば大丈夫なんです。

 

とにかく自然物をよーく観察してみましょう、なんとなくパターンが見えてきたらしめたものです。

だからといって同じパターンを繰り返し描いたんじゃ自然ぽくなくなりますから・・・。

 

練習あるのみです。

海

※(このカットは奄美大島へ取材に行った時の海をイメージして想像で描きました、完成まで6時間ほどです)

 

海と砂浜

この絵は4時間ほどかかったと思います、どちらも見開きです。

※(描き文字はあらかじめ、ペンで描いたものをデータで保存してまして後から貼り付けています。)

 

まずは自然物の写真でも見ながら、「こう描けばそれっぽくみえるな。」ということを目標にしましょう。

 

”それっぽく”

 

が、大事なんです。

正確に描くことではなく”ぽく”見えたらいいんです。

 

 

その他の水の表現

透明感がポイント

ここまでは海の表現を説明してきました。

 

<お風呂>

海はまさに大きいので波もその分複雑になりますが、では洗面器にくんだ水などはどのように描けばいいのでしょう?

 

コップの水などは振動で波紋は起こりますが海のような波は起こりません。

なので、波のない水の表現は波が描けないわけです。

 

よく観察すれば分かるように、いかに透明感を出すかがポイントになります。

波のない水の表現は透明感を意識してみてください。

 

<水道の水>

バックを暗くすることで水を表現しやすくしました。

もともとカタチも色もないものですから、どうしたらそれっぽく見えるか想像力を発揮してください。

 

<サウナ>

これは透明感は無視しました、その理由はこの浴場自体が暗めなので水も透明感を出してしまうと全体が暗くなりすぎると判断したからです。

 

さらにジャグジーの泡の表現も入れたかったので、白っぽくしています。

その場の雰囲気や明るさなどのバランスを考慮して描いてみてください。

 

 

<雨>

雨も水の表現になります、これは水量により描き方も変わりますし上手く調整しましょう。

路面の波紋がポイントでしょうか。

そんなに難しいことはないと思います。

 

 

まとめ

自然物を描くときは細かく描き込むところもあれば、大胆に表現する所もあり文字や言葉では説明が難しいのですが・・・メリハリは意識しましょう。

 

あと絵を描く場合は常に全体のバランスを意識しましょう。

 

今回の完成の絵(筏の絵)をもう一度よく見てください、照り返しのホワイトは右上側が多めで左下側は少なめになっています。

 

そうすることでコントラストのバランスが上手く取れて読者は違和感を感じずストーリーに入り込めます。

このバランスが崩れている絵は、どうしても違和感が出てしまうので読者の気がそこへ逸れてしまいます。

 

 

背景はいかにキャラやストーリーの邪魔をせず、さりげなく存在するかがキモです。

デッサンが狂いまくっていると読者が「なんだこの絵は・・・」とそこへ意識が向いてしまいます。

 

そうならないような背景を描きましょう。

 

では頑張ってください。

 

教材紹介

こちらは佐々木 慧(ささき けい)先生が出している漫画の描き方DVD教材です。

 

8~9年前に出されただけあって中身はアナログのテクニックですが、実はデジタルもアナログも基本は同じなので今でも上達するためにはこの内容は十分役に立ちます。

管理人の私は今でこそペーパーレスで完全デジタル化してますが、本音は紙と鉛筆とインクとGペンが大好きなんですよね。

効率の良さと便利さに負けて使っていますが・・・(^_^;

 

まずはアナログで実力をつけてから、デジタル化を進めていっても全く問題ないと思います。

 

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