「最遊記」7~9巻(完結)までのネタバレあらすじです。
三蔵一行は西へ西へと進み続けますが・・・
沙悟浄が、謎の子供(金閣・きんかく)にこぼしたグチが現実になり、宿に帰った沙悟浄が見たものは!倒れた三蔵・八戒・悟空の姿でした。
魂を持っていかれた八戒と悟空を救うため「最悪コンビ」=三蔵と沙悟浄がはちゃめちゃな闘いをします。
「最悪コンビ」のおかげ?で八戒と悟空は、生きて帰ってきますが、「金閣」をあやつっていた男・自称「カミサマ」が登場します。
「カミサマ」は三蔵と同じ法衣・すざましい法力も持っていますが「経文と法名」が、ありません。
いままで「勝ち続けた三蔵達」が始めてケチョンケチョンに負け「経文」を奪われます。
その「カミサマ」が「先生」と呼んでいる師匠がいました。
先生・・実は「無天経文」の守護者「鳥哭(うこく)三蔵法師」であり、そして、牛魔王実験科学者「ニージェンイー」でもあったのです!!
この「カミサマ」に三蔵達は「勝つ」ために再びいどみます。
三蔵達は「経文」を取り戻せるのか?改造された紅孩児(こうがいじ)はどうなるのか?
もうご存知の方も、ご存知でない方も、「最遊記」どっば~と9巻まで、ご一緒にお付き合いよろしくお願いします。
目次
漫画「最遊記」ネタバレ結末!感想とあらすじ(7~9巻)
~金閣 銀閣編~ 最遊記ネタバレ!!謎の子供と謎の怪物登場。
「僕が悪いヤツやっつけたよ、お兄ちゃん。助けてくれたお礼だよ」
沙悟浄が買い物から帰ってくると、三蔵・八戒。悟空みんな倒れています。
でかい岩のような怪物の肩にのった町中で助けた子供「みんな悪い人なんでしょう?」
突然、銃声がし怪物を打ち抜きます。「勝手にころすんじゃねぇ」三蔵は生きていました。
三蔵はその子供を撃とうとします。
沙悟浄が止めに入っているうちに子供と怪物は逃げました。
「とち狂ってるんじゃーねぇぞ。それともこれがお前の望みか!」
三蔵は悟浄にいいます。
三蔵は襲われた時、その子供がもっていたひょうたんが八戒と悟空の魂を吸い上げるのを目にし、2人がまだ死んだわけじゃない!と、沙悟浄と謎の子供を探しにいきます。
「じゃあ、ダメじゃん!三蔵より先に死んだら。」
ひょうたんの中の八戒と悟空は目を覚ましました。
砂漠のような一面の大地から岩の様な怪物が次から次へとわいてきます。
2人は三蔵と沙悟浄の元へ帰ろうと出口を探します。
突然、悟空達を襲いにきた子供が現れたのです。彼らは、双子でひょうたんの中の子供は「銀閣」と名乗りました。
銀閣は、八戒と悟空に「兄・金閣を救ってください」と懇願(こんがん)します。
2人が飢えに苦しみ死にそうな時「カミサマ」が現れ、お城に連れていき、弟「銀閣」は「カミサマ」が怖くなり、逃げたそうとした時に「カミサマ」に殺されたと聞かされます。
からまれてばっか!三蔵と沙悟浄「バリ面倒くせぇ」状態!?
「役たたず!」と三蔵 「高慢キチ!」と沙悟浄、2人最悪ムードの中、町で「金閣」にからんできた妖怪達、その後「牛魔王」の刺客が次々おそいかかります。
2人ともぼろぼろ状態です。
やっと「金閣」と岩の怪物(銀閣)に出会いますが「カミサマが悪い人を殺せば、弟の銀閣を元の姿に戻してくれるって言ったんだ!」と金閣は、三蔵をはがいじめにします。
三蔵は
「トチ狂ってるんじゃねぇぞ。兄貴に人殺しまでさせてまで、助かりたいと弟が言ったのか!」と金閣を怒鳴りつけます。
動揺する金閣、三蔵を思いっきり木にたたきつけます。
沙悟浄は三蔵に言われるまま銃を手にとり、誤ってひょうたんを撃ってしまうのです。
「カミサマがくれたの。壊しちゃった」と妙におびえる金閣、弟の銀閣(岩の怪物)は我を忘れ三蔵と沙悟浄、金閣に襲いかかるのです。
沙悟浄は怪物(銀閣)につかまり、あやうい所、怪物(銀閣)の目をつぶしました。
謎のカミサマ、金閣を殺す!
ひょうたんからでられた八戒と悟空がかけつけ、やっと三蔵一行がそろいました。
傷ついた怪物(銀閣)を金閣は必至にかばいます「弟を助けて!僕死んでもいいから」と。
「本当の弟はカミサマにころされた」ことを、八戒と悟空は金閣に告げます。
その時どこからともなく攻撃され、真実を知った「金閣」は殺されてしまいます。
「もういらなくなったからさ」と、三蔵と同じ法衣をきた「カミサマ」が笑っていうのです。
~カミサマ編~ 最遊記ネタバレ!!
キミより僕、強いから。だってカミサマだもん!
挑発する「カミサマ」に、三蔵は弾を2発撃ちますが、まったく当たりません。
金閣の遺体の前で、沙悟浄はカミサマに言います。
「てめぇこいつらに何をさせたいんだよ、理由もわかんねぇガキに、なに人殺しなんかさせてんだよ」一行の攻撃をものともせずカミサマは姿を消します。
金閣を埋めてやり、次の朝・・沙悟浄は姿を消したのです。
「マジ!ぜってぇー殺す」ブチぎれ!?三蔵・八戒・悟空たち。
三蔵達は「沙悟浄を探しにいくべきか、次の町へいくか」で大けんかになります。
「なんかムカムカしてきた。あのクソ河童!」結局、沙悟浄を探しにいく事になりました。
「カミサマ」のいた森についた三蔵達ですが、そこには結界がはられて先へ進めません。
「悟空ならいけるかも」・・悟空は裸にされ、からだじゅうに「マントラ」を書かれ超ーーふきげん!結界にぶちあたっていきます!
これで、結界が破れたと思いきやゲキ山道を乗り越え、長い先の見えない階段をのぼる事になります。怒りが頂点にたっしている三人。
「ちっ!ニセモノか」・・カミサマにほんろうされる三蔵達!
一方、霧のかかった先の見えない長い階段、神殿の入口を見つけた沙悟浄は、階段をのぼっていきます。
そこに斧をもった沙悟浄の母の姿がありました。
幻覚を見せられ、沙悟浄はまぼろしの母を殺します。
三蔵達の前には、沙悟浄が現れます。
「覚悟はいいな!!クソ河童」悟空は殴り倒し、八戒は腕をへし折り、三蔵は銃をブチかまします「なんで・・偽物ってわかったんだ?」と沙悟浄のまぼろしは言いました。
三蔵達はマジぎれ!ボロボロにしたまぼろしを後にして「さぁー本番だ!」神殿に向かいます。
神殿の中では沙悟浄とカミサマが戦っていました「紅い髪のお兄さん。ぼくのおもちゃになってよ」沙悟浄は抵抗しますが、まったく歯がたちません。
「悪いがそいつは返してもらう」と三蔵達がやっと現れました。
三蔵一行、始めての敗北。経文奪われる!!
三蔵達の攻撃をヒョイヒョイかわすだけのカミサマ・・・
「本気だしちゃうと、死んじゃうよ」
突然の目に見えない攻撃に4人は血まみれ状態、悟空は腹をえぐられ、三蔵は全身打撲まったく動けず、八戒は血反吐をはき倒れ、沙悟浄も同じ状態です。
「キミに三蔵を名乗る資格なんかないんだ」と足蹴にされ三蔵は「経文」を奪われます。
やっと起き上がった血まみれの沙悟浄は、ボロボロの3人をやっとジープにのせ逃げます。
「弱虫ー!!弱虫ー!!」カミサマの声が響きわたります。
「三蔵・・負けたままでいいわけ? 今度は、ぜってぇー勝つ!!」
三蔵は危篤状態4日も目覚めません。
沙悟浄は包帯姿で三蔵を見守り、八戒もベッドの上、悟空は食べるものも食べず傷の手当てもさせない状態が続きます。
沙悟浄と八戒はカミサマに「負けを覚悟で向かっていきますか」とマイナス思考。
三蔵は目を覚まし「俺の問題だ。お前には関係ない」とベッドから這いでて、止める沙悟浄とけんかになる始末。
そんな時、悟空が「麻雀やろ」と言いだしました。仕方なく3人もつきあいます。
10連続トップの悟空。
「いかさまか」沙悟浄が言いました。
「みんながいつもより弱いんだ。負けるかおしてるヤツに勝つのは簡単だよ」
3人はきづかされます。「勝つことを前提に、手段を考えるべき」だと!
カミサマにリベンジ!三蔵10年前の記憶。
三蔵達は再び、経文を取り戻し「カミサマ」を倒しに神殿へ向かいます。
カミサマを「連携プレー=ふくろただき」にするために。
13階まである神殿に罠があり三蔵達はクリアしていきます。
このカミサマは三蔵達と遊んでいただけなのです。
子供の様に。自分の好きなものを「金閣達」に集めさせ、飽きたら捨てるの繰り返しです。
三蔵達は血まみれになりながらも、何度も何度もカミサマに向かっていくのです。
「ふくろただき」にあうカミサマ
「しつこいぞ!しつこいと、女の子に嫌われるって先生が言ってたぞ!僕の先生は何でもできるし、何でも知ってる。このお城も先生がつくったんだ。先生はすごいんだから」・・
三蔵は10年前の事を思い出します。光明三蔵の弟子だった頃のことを。
江流に「あそぼ」と声をかけて、一人の三蔵の事を「先生」と呼んでいた子供・・
その先生とは「烏哭三蔵法師」「無天経文」の持ち主で当時、最年少23歳で三蔵になった男の事でした。
「烏哭」は弟子(カミサマ)に城も法衣も法力もおもちゃもあたえましたが、法名と経文だけは、与えてはくれませんでした。
そして三蔵は倒れながら「魔天経文」を唱え、経文はしっかりと三蔵の手に握られていました。
だだをこねる子供の様に、カミサマはむきになって「かえせ!」とせがんできます。
沙悟浄が捕まえ、悟空がぶっとばし、八戒が盾になり「カミサマ」を三蔵が銃で撃ちました。2発命中します。
血だらけのカミサマ。
その時「ゲームオーバー」城は崩れはじめます。
烏哭三蔵との約束・カミサマが負けるまでのゲームだと、三蔵は聞かされます。
沙悟浄はカミサマを連れて城から、脱出しようとしますが沙悟浄の手を振り払います。
倒れるカミサマ、そこに烏哭三蔵が現れました。「負けたね。後30分くらいで死ぬよ」
・・崩れさる城と共に「カミサマ」は死んでいきます。
必死で脱出する三蔵達!!城は完全に崩れました。
やっとの思いで脱出成功したボロボロの三蔵達・・「オモシロいものを残してくれたね、光明」と笑う「烏哭三蔵法師」
それは牛魔王蘇生実験・科学者「ニージェンイー」の姿だったのです。
そして「玄奘三蔵」のとなえる無一物を新たに刻み、西へと向かう三蔵一行でした。
最遊記の感想
最遊記で一番長い「金閣・銀閣」編です。この7巻が発売されたのが2000年です。
連載20周年いきますね。
そしてこの「カミサマ編」は「最遊記セレクト」で平成29年7月に一冊にまとまり発売されております。
それはずっと「強いのが当たり前、勝って当然」だった三蔵達が、初めて負けるというシュチエーションで構成されているからです。
「あえて色んな事をさせてみたいと思った」と峰倉先生は言っています。
読んでいて「悟空が金鈷(きんこ)外したらいいのに」と思ってしまう場面でもありますが、後が大変でしょうから(三蔵さま)あえて外さない「闘い」で一回負けてみたらどうでしょう?的に峰倉先生が、まとめあげた作品です。
烏哭三蔵=ニージェンイーだったという構成も面白いですね。
同じ三蔵なのに
「目的」が違う三蔵がいて、この烏哭三蔵は「全てが無」という基本でできている男なので、何を考えているのか解りませんね。
「リロード」で玄奘に目を撃たれ失明しますが。この三蔵・悟空・八戒・沙悟浄の「きずな」も改めて垣間見たきがします。
普段は喧嘩ばかりの4名ですが、根っこの部分からすでにつながっているのですね。
この「きずな」をTV放映「BLAST」でも、皆さん実感してみて頂ければ、とても嬉しいです。
みなさまには、ここまでながいお付き合い本当にありがとうございました。
心から感謝いたしつつ、また新たなマンガでお会いできる事を、楽しみにしております。
(画像出典:最遊記コミックス)
(記事:漫画オタクのkerorinでした)